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GUIDE / KINZOKU-KENSHUTSUKI

金属検出機とは?食品・医薬品の工場で使う金属検出機の種類(コンベア式・落下式・パイプ式・磁化式)と、検出感度・通過口・価格の選び方

食品・医薬品・包装品の製造ラインで金属の異物を見つける金属検出機の4つの種類、鉄とステンレスの検出感度の違い、アルミ包装品の検査、粉や液体の検査、X線検査装置との違い、HACCPの動作確認を、メーカーの公式資料をもとにまとめました。

2026年11月1日更新

この記事の答え

金属検出機は、品物に混じった金属の異物を、磁界の変化で見つける検査装置です。品物の流し方と見つけ方で、ベルトで流すコンベア式・上から落とす落下式・配管で送るパイプ式・アルミ包装品に強い磁化式に分かれます。選ぶときは「品物の形と流し方」「包材にアルミを使うか」「鉄とステンレスの感度」の3つを先に決めます。

金属検出機とは

金属検出機は、磁界を出し、金属が通るときの磁界の変化で、鉄やステンレス、アルミニウムなどの金属の異物を見つける装置です。食品・医薬品・包装品の製造ラインに組み込み、流れる品物を全数、自動で検査します。

比較ページには、日本の会社が自社で作る金属検出機を、各社の代表の型の単位で載せています。X線検査装置、ウェイトチェッカー、縫製品の検針機、手で持つ金属探知機は載せていません。

4つの種類

  • コンベア式は、ベルトで品物を流し、通過口をくぐらせて見ます。例はアンリツの KDB3008AHW、イシダの cosmo-one、エー・アンド・デイの AD-4971、ニッカ電測の NA2-T300 ⁠⁠です
  • 落下式は、上から落ちてくる粉や粒を、筒の形の検出部で見ます。例はアンリツの KDS0010VFW と、ニッカ電測の MMVD-100R-RB ⁠⁠です
  • パイプ式は、練り物や液体を配管で送りながら見ます。例はシステムスクエアの SD5-100RW-1.5S ⁠⁠です
  • 磁化式は、細い切り粉のような線状の異物に強く、アルミ包材の中も見られます。例はシステムスクエアの SDM-3005W ⁠⁠です

鉄とステンレスの感度

  • 磁界に反応する周波数は金属で違うので、1つの周波数では鉄と非鉄の両方を高い感度で見つけにくくなります
  • ニッカ電測の NA2-T300 は、鉄球で直径0.3mm、SUS球で直径0.7mmまで見つけます
  • エー・アンド・デイの AD-4971(3510)は、鉄球で直径0.3mm、SUS304球で直径0.8mmまで見つけます
  • アンリツの KDB3008AHW は、2つの周波数の磁界を同時に出し、鉄球で直径0.4mm、SUS304球で直径0.7mmまで見つけます
  • 実際の感度は、品物の温度・中身・形と、使う環境で変わります。サンプルを流して確かめます

アルミ包装品を検査するとき

  • システムスクエアの資料では、アルミ包装のレトルトカレーは、同軸ループコイルの金属検出機では検査できません
  • 磁化式なら、同じアルミ包装のレトルトカレーでも、ステンレス線を直径0.1mm×2.0mmまで見つけます
  • アンリツも、アルミ包装品向けに磁気反射方式の型を出しています

粉・粒・液体を検査するとき

  • 包材に金属が含まれていると、包装したあとの検査では十分な感度が出ません。粉や粒は、包装する前に落下式で見ます
  • アンリツの KDS0010VFW は、開口内径100mmで、1時間に21,000ℓを通します
  • ニッカ電測の MMVD-100R-RB は、シュート内径100mmで、1時間に8tを通します。手前にマグネット式の除鉄装置が付いています
  • 味噌・ミンチ肉・ジャムは、システムスクエアの SD5-100RW-1.5S のようなパイプ式で、配管のまま見ます。配管1.5インチの型で、最大1,200l/hです

X線検査装置との違い

  • 金属検出機が見つけるのは金属だけですが、サビ状のものやアルミ箔も得意です。脱酸素剤の欠品の検査にも使えます
  • X線検査装置は、金属のほか石・ガラス・骨・プラスチックも見つけます
  • 見つけたい異物で分け、両方を併せて使うラインもあります

防水と手入れ

  • 水で洗う現場は、保護等級を見ます。アンリツの KDB3008AHW と KDS0010VFW は IP66相当、エー・アンド・デイの AD-4971 は IP65準拠です
  • 金属異物の検査は HACCP の CCP に位置づけられます。作業前・作業中・作業後に動作確認をします

値段

  • このページの製品は、どれも公式に値段を出していません。通過口の大きさ、防水か非防水か、選別部などのオプションで変わるので、見積もりを取ります
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