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GUIDE / DENKI-MICROMETER

電子マイクロメーターとは?コラム型・デジタル型・メータ型の種類と違い、測定範囲・分解能・出力の選び方

検出器が拾った微小な動きを電気信号に変えて表示する電子マイクロメーター(電気マイクロメータ)の3つの種類、マイクロメーターやエアゲージとの違い、測定範囲・分解能・検出器の数・出力の見方をまとめました。

2026年11月7日更新

この記事の答え

電子マイクロメーターは、検出器が拾った微小な動きを電気信号に変えて表示する寸法測定器です。電気マイクロメータとも呼びます。表示のしかたで、コラム型、デジタル型、メータ型に分かれます。選ぶときは「表示のしかた」「検出器の数」「出力の種類」の3つを先に決めます。

電子マイクロメーターとは

電子マイクロメーターは、表示器と検出器を組み合わせて使う寸法測定器です。検出器の測定子が部品に触れて動くと、その動きを電気信号に変えて、表示器が値を出します。基準になるマスタとの差を読む、比較の測定器です。第一測範製作所のデジメックは、機械的な微小変位を電気的に拡大してデジタル表示し、検出器に差動トランスを使います。

比較ページには、自社で作る会社の製品を、表示器の型番の単位で載せています。輸入販売元が売る海外製品、精密ねじで測るマイクロメーター、空気で測るエアゲージ、変位センサーは載せていません。

3つの種類

  • コラム型は、縦に長いLEDのバーで測定値を見せます。東京精密のELCOM8、第一測範製作所のコルメックE2、マーポスのE4Nがこの型です。バーで合否を見るので、数字を読まずに判定できます。
  • デジタル型は、測定値を数字で出します。第一測範製作所のデジメックとSKSのDEG-2000がこの型です。値をそのまま読み取って記録できます。
  • メータ型は、針の振れで測定値を見せます。東京精密のMINICOM-Mがこの型です。ゼロの前後の動きを目で追えます。

マイクロメーター・エアゲージとの違い

  • マイクロメーターは、精密ねじの送りで長さを読む測定工具です。電子マイクロメーターは、検出器の動きを電気信号に変えて、マスタとの差を表示します。
  • エアゲージは、空気の流れで寸法を測ります。電子マイクロメーターは、接触式の検出器を部品に当てて測ります。E4Nは空気測定用のモジュールにも替えられるので、両方を1つの表示で扱えます。

選ぶときに見るところ

  • 測定範囲は、測りたい寸法の幅に合わせます。ELCOM8は±4μmから±400μmの間で選びます。デジメックの最大測定範囲は±999.9μmです。E4Nのスケール範囲は±0.005mmから±5mmです。
  • 分解能は、読みたい細かさに合わせます。デジメックの最小表示は0.1μm、MINICOM-Mの最小分解能は0.1μmです。DEG-2000は、プログラムごとに0.05μmから2μmまで選べます。
  • 検出器の数は、測る場所の数と演算の有無で決めます。コルメックE2は2CHで、2CH測定の基本演算を35種類持ちます。E4Nは1・2・4CHのモジュールから選びます。
  • 出力は、つなぐ先で決めます。ELCOM8はRS-232Cでパソコンへ送れ、判定出力とアナログ入出力はオプションです。デジメックはアナログ出力が標準で、RS-232CかRS-485をオプションで足せます。

使うときに気をつけること

  • 比べて測る測定器なので、先に基準のマスタで合わせます。DEG-2000は大範と小範のマスタ合わせを、押しボタンや外部信号で自動で行います。
  • 検出器は別に選びます。コルメックのE1とE2は、差動トランスならメーカーを選ばず各社の検出器につなげます。対応は工場出荷時に設定するので、注文の前に検出器の型を伝えます。
  • 接触式なので、測定子が当たる面を傷つけないか確かめます。

価格

載せた6製品は、どれも公式に価格を出していません。表示器と検出器の組み合わせで金額が変わるので、メーカーか販売店に型番を伝えて見積を取ります。

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