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GUIDE / CONDUCTIVITY-METER

導電率計とは?純水・排水・冷却水を測る導電率計(EC計)の種類(卓上型・ポータブル型・プロセス用)と、測定範囲・セル定数・価格の選び方

水の電気の通しやすさからイオンの量を測る導電率計(EC計・電気伝導率計)の3つの種類、温度補償とセル定数の考え方、S/mとS/cmの単位、TDS計との違い、純水の測り方、プロセス用の出力、主なメーカーの公開価格をまとめました。

2026年11月1日更新

この記事の答え

導電率計は、水の電気の通しやすさから、溶けているイオンの量を測る計器です。EC計・電気伝導率計とも呼びます。使う場所で、机で測る卓上型・現場へ持って行くポータブル型・配管やタンクで続けて測るプロセス用の3つに分かれます。選ぶときは「測る水の範囲」「置く場所」「記録と出力」の3つを先に決めます。

導電率計とは

導電率計は、水に電気を流し、その通しやすさ(導電率)を数字にする計器です。溶けているイオンが多いほど電気を通しやすくなるので、純水のきれいさ、排水や冷却水の濃さ、めっき液や工程の液の管理に使います。抵抗率・TDS・塩分に換算して表示する機種もあります。

比較ページには、日本法人のある会社が自社で作るか自社のブランドで売る導電率計を、代表の型式の単位で載せています。pH計・多項目水質計、電極や標準液だけの品は載せていません。

3つの種類

  • 卓上型:検査室の机に置き、セルを替えて純水から濃い液まで測ります。例は東亜ディーケーケーの CM-41X ⁠⁠です
  • ポータブル型:電池で動き、現場へ持って行って測ります。例は堀場製作所の D-210C、ハンナの HI 98192、カスタムの CD-1000PE、マザーツールの CD-4302 ⁠⁠です
  • プロセス用:配管やタンクに検出器を付けたまま、続けて測ります。例は横河電機の FLXA202 と、タクミナの CBA-PTS ⁠⁠です

温度補償

  • 導電率は水の温度で変わります。温度補償で、基準温度25℃のときの値に直して表示します
  • 堀場製作所の D-210C は、基準温度を15〜30℃、温度係数を0.00〜10.00%で決められます
  • ハンナの HI 98192 は、直線補正のほかに非直線補正(0〜36℃)を持っています

セル定数と測定範囲

  • セル定数は電極の形で決まる数で、これで測れる範囲が変わります
  • 東亜ディーケーケーのセルは、低電気伝導率用が10m⁻¹、一般用が100m⁻¹、高電気伝導率用が1000m⁻¹です
  • 堀場製作所の D-210C は、セル定数10cm⁻¹のセルで2.000S/cmまで測れます
  • 横河電機の FLXA202 は、0.005〜50.0cm⁻¹の検出器をつなげます

単位とTDS

  • S/m がSI単位、S/cm が前から使う単位です。東亜ディーケーケーの CM-41X は両方を切り替えられ、200.0S/m が2.000S/cm にあたります
  • TDSは導電率に係数をかけて出す換算値です。堀場製作所の D-210C は係数0.5、ハンナの HI 98192 は0.40〜1.00で係数を変えられます

純水とプロセスでの測り方

  • 超純水は、専用の電極と流して測る器具を使います。ハンナの HI 98192 は、電極 HI 763123 とフローセル・チューブを足して測ります
  • 横河電機の FLXA202 は、4〜20mA DCの2線式で監視盤へ値を送ります。4電極式の検出器なら、ケーブルの長さの影響を受けずに測れます
  • タクミナの CBA-PTS は、0〜2000mS/mの導電率を測り、冷却水の薬注ポンプの運転まで切り替えます

値段

  • 値段を公式に出しているのは4製品です。マザーツールの CD-4302 が22,000円、カスタムの CD-1000PE が26,200円、東亜ディーケーケーの CM-41X(本体のみ)とハンナの HI 98192 が170,000円です(どれも税抜)
  • 堀場製作所・横河電機・タクミナは、問い合わせて見積もりを取ります
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