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GUIDE / ASPIRATOR

アスピレーターとは?研究室で使うアスピレーター(水流ポンプ)の種類(循環式・水道直結式・ドライ式・ペリスタ式)と、排気速度・到達真空度・価格の選び方

研究室でろ過の減圧や培地の吸引に使うアスピレーターの4つの種類、水温と到達真空度の関係、真空ポンプとの違い、有機溶媒を吸うときの注意、値段を、メーカーの公式資料をもとにまとめました。

2026年11月7日更新

この記事の答え

アスピレーターは、水の流れやポンプの力で気体や液を吸い込む研究室の器具です。水流ポンプ・エゼクターとも呼びます。吸う力の出し方で、循環式・水道直結式・ドライ式・ペリスタ式に分かれます。ろ過の減圧なら水流の型、培地の吸引ならドライ式から見ます。

アスピレーターとは

水道の蛇口に付けて水を流すと、流路が細い噴射口のところで圧力が下がり、吸引口から空気を吸い込みます。これが水流の型の仕組みです。ドライ式とペリスタ式は水を使わず、ポンプで吸います。

比較ページには、日本の会社が自社ブランドで出すアスピレーターを、公式の数字で並べています。

4つの種類

  • 循環式は、タンクの水を回して減圧します。例は東京理化器械のA-1000Sと柴田科学のWJ-20です
  • 水道直結式は、蛇口につないで減圧します。例は東京理化器械のAS-2とコスモスビードの1672-01です
  • ドライ式は、小さなポンプで空気を引いて液を吸います。例はニチリョーのアスピレーター3とトスクのJJ-ASPです
  • ペリスタ式は、チューブをしごいて液を送ります。例はローツェライフサイエンスのiASP-01-STです

到達真空度の見方

  • 水流の型は、水の蒸気圧より下がりません
  • 東京理化器械の資料では、水の蒸気圧は5℃で9.2hPa、20℃で23.7hPa、30℃で41.8hPaです
  • 柴田科学のWJ-20は、20℃で2.3kPa、30℃で4.2kPaです
  • 水温が上がると真空度が落ちるので、冷却コイルや氷で水槽を冷やします
  • これより低い圧力まで引くなら、真空ポンプを選びます

排気速度と価格

  • 東京理化器械のA-1000Sは、最大16/19L/min(50/60Hz)で、83,000円(税別)⁠で⁠⁠⁠⁠す
  • 柴田科学のWJ-20は、1本あたり12~15L/minで、78,000円(税別)⁠で⁠⁠⁠⁠す
  • 東京理化器械のAS-2は、13L/minで、9,300円(税別)⁠で⁠⁠⁠⁠す
  • ニチリョーのアスピレーター3は、最大26L/minで、154,000円です

溶媒を吸うときの注意

  • 水道直結式は、吸った溶媒がそのまま下水へ出ます
  • 循環式は溶媒がタンクにたまり、たまると真空度が落ちます。排水の処理も考えます
  • 柴田科学は、前処理のトラップを用意し、使ったあとは水槽を洗うよう案内しています
  • 東京理化器械のCA-1116USは、アスピレーター槽と冷却水槽が分かれています

培地交換で選ぶとき

  • 廃液をためる容量を見ます。ニチリョーのアスピレーター3は2.5L、トスクのJJ-ASPは2Lです
  • 手が空くかを見ます。どちらもフットスイッチで操作できます
  • 滅菌する環境なら、過酸化水素滅菌に対応したローツェライフサイエンスのiASP-01-STがあります
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