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GUIDE / WIRE-STRIPPER

ワイヤーストリッパーとは?種類の違い・使い方・単線用とより線用・選び方

電気工事・配線・ハーネス製造で使う業務用のワイヤーストリッパーの種類(手動、VVFストリッパー、ケーブルストリッパー、電動・熱式の装置⁠)⁠、使い方、単線用とより線用の違い、AWGとmmの見方、芯線切れを防ぐ選び方を、メーカーの公式資料をもとにまとめました。

2026年10月14日更新

この記事の答え

ワイヤーストリッパーは、電線の芯線を傷つけずに、被覆(絶縁体や外装)をむく工具と機械です。業務用は、手動のワイヤーストリッパー、VVFストリッパー、ケーブルストリッパー、電動・熱式の装置の4つに分かれます。選ぶときは「むく電線の種類(単線・より線・VVF・丸形ケーブル)」「太さ」「何本むくか」の3つを先に決めます。

ワイヤーストリッパーとは

ワイヤーストリッパーは、ワイヤストリッパー・電線ストリッパー・皮むき工具とも呼びます。電線の太さに合った穴や刃で被覆だけを切り、芯線から引き抜きます。電工ナイフやカッターナイフでむくより芯線を傷つけにくく、同じ長さでそろえてむけます。

白光は、カッターナイフでむくと芯線が傷ついたり、束ねたシールドがほどけたりすると説明しています。ロブテックスは、芯線の線切れは通電不良や火災のもとになると注意しています。

比較ページには、電気工事・配線・ハーネス製造で使う業務用のワイヤーストリッパーを載せています。圧着だけの工具、ペンチ・ニッパー・電工ナイフ、端子を圧着する全自動の端子圧着機、同軸・LAN・光ファイバー専用のストリッパー、家庭用・DIY用だけの安価品は載せていません。

4つの種類

手動のワイヤーストリッパー

  • 電線を太さに合った穴にはさんで握り、被覆を切って引き抜く
  • 穴の大きさが決まった穴あき刃のものと、調節ネジで刃の開きを合わせるものがある
  • 単線用とより線用で穴が違う。制御盤・機器の組立・IV線の端末処理に使う

VVFストリッパー

  • 屋内配線のVVFケーブル(VA線)とエコ電線(EM-EEF)⁠専⁠⁠⁠⁠用
  • 外装と芯線の被覆をむき、切断・のの字曲げまで1本でこなす多機能な工具
  • 1.6mmと2.0mmの2芯・3芯に合わせた刃が付く。電気工事士の技能試験でも使う

ケーブルストリッパー

  • 太い丸形ケーブルの外装(シース)を⁠、刃を当てて回して切り取る
  • 回転・縦・らせんの切り方を使い分ける。むけるケーブルの外径で型が分かれる
  • キャブタイヤケーブルに使えない型がある。仕様で確かめる

電動・熱式のストリップ装置

  • 電線を決めた長さに切って被覆をむく、卓上の測長切断ストリップ装置。ハーネスの量産に使う
  • 熱した刃で被覆を切る熱式のストリッパー。極細線を芯線を傷つけずに精密にむける
  • どちらも値段は見積もりか、数万円以上になる

使い方

  1. むく電線の種類と太さを確かめ、合った穴(または刃の開き)を選ぶ
  2. ストリップゲージや目盛りで、むく長さを決める
  3. 電線を穴にはさんで握り、被覆を切ってそのまま引き抜く
  4. 芯線に傷や切れがないかを見る。傷があれば切り直してむき直す
  • 電気が流れている線(活線)⁠に⁠は使わない(ロブテックスの注意書き)

単線用とより線用の違い

  • 単線は芯線の直径(mm)、より線は断面積(mm²)で穴が並ぶ
  • ホーザンのP-90シリーズは、P-90-Bが単線1.0〜3.2mm、P-90-Cがより線0.9〜5.5mm²と型が分かれる
  • 単線用の穴でより線をむくと、刃が素線に当たって芯線切れのもとになる

AWGとmmの見方

  • 海外の規格の電線はAWGで太さを書く。数字が大きいほど細い
  • ツノダのTWS-Bの表記では、単線1.0mmがAWG18、1.6mmがAWG14、2.0mmがAWG12、2.6mmがAWG10、3.2mmがAWG8
  • グリップにAWG・mm・mm²の換算表を付けたワイヤーストリッパーもある(ベッセル)

芯線切れを防ぐ選び方

  • むく電線の種類(単線・より線・VVF・丸形ケーブル⁠)に合った種類を選ぶ
  • 電線メーカーで被覆の硬さが違う。切り込みの深さやダイヤルで合わせられる型がある
  • エコ電線(EM-EEF)はVVFよりむく力が重い(松阪鉄工所)
  • 極細線は熱式のストリッパーを使う

値段

  • 手で使うワイヤーストリッパーは、1本3,000円前後から5,000円台(各社の公表価格)
  • VVFストリッパーは5,000円前後から16,000円台、ケーブルストリッパーは4,000円前後から1万円台
  • 熱式のストリッパーは9万円台(ブレード別売)。卓上の測長切断ストリップ装置は見積もり
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