口コミを書く
GUIDE / VACUUM-TWEEZERS

真空ピンセットとは?吸着ピンセットの種類(エア式・電動式・手動式)と、吸着力・帯電防止・価格の選び方

チップ部品・小さな電子部品・レンズなどを空気で吸い付けて持つ真空ピンセット(吸着ピンセット・バキュームピック)の3つの種類、持てる重さとパッド径、エア式のバルブの有無、静電気対策、使うときの注意と値段を、メーカーの公式資料をもとにまとめました。

2026年11月5日更新

この記事の答え

真空ピンセットは、小さな部品を空気で吸い付けて持つ道具です。吸着ピンセット・バキュームピックとも呼びます。吸う力のもとで、工場のエアで吸うエア式・電動ポンプで吸う電動式・指で押して吸う手動式に分かれます。選ぶときは「エア配管があるか」「何gの部品を持つか」「静電気を嫌うか」の3つを先に決めます。

真空ピンセットとは

真空ピンセットは、チップ部品・小さな電子部品・レンズなど、つまむと傷んだり落としたりする部品を、パッドで吸い付けて持つ道具です。挟まないので、つかみにくい形の部品や傷がつきやすい部品の組立・検査に使います。

比較ページには、日本の会社が自社で作る真空ピンセットを、各社の代表の型の単位で載せています。商社が売る製品、海外ブランドの輸入品、挟んで持つピンセット、自動機に付ける真空パッド単体は載せていません。

3つの種類

  • エア式(工場エア)は、ペン型の本体に入った真空発生器で吸います。例は日本ピスコのエアピンセット VTA-W-4RN と VTB-EG-4RNE ⁠⁠です
  • 電動式(ポンプ内蔵)は、机に置く本体の電動ポンプで吸い、ホースの先のペンで持ちます。例はホーザンの P-835 ⁠⁠です
  • 手動式は、空気室を指で押してから部品に当て、離すと吸い付きます。電源もエアも使いません。例はホーザンの P-831 ⁠⁠です

持てる重さとパッド径

  • ホーザンの P-835 は、パットS・M・Lで8g・70g・150gまで持てます
  • ホーザンの P-831 は、パットS・M・Lで4g・50g・130gまで持てます
  • パット径は、どちらも直径3.5mm・6.5mm・9.5mmです
  • P-835 の細型ノズルは、パットを付けずに1g以下の極小部品を吸います
  • 吸着能力は部品の表面の状態で変わるので、実物で試してから決めます

エア式のバルブの有無

  • 日本ピスコの VTB はバルブ付きで、使う時だけエアを流すので音が小さく、エアも減らせます
  • VTA はバルブが無く、エアは流しっぱなしですが値段が安い型です
  • 使用圧力範囲は0.15〜0.7MPa、定格供給圧力は0.5MPaです

静電気対策

  • 日本ピスコの VTB-EG-4RNE は、パッドが導電性NBR、本体が導電性樹脂です
  • ホーザンの P-835 と P-831 は、1000Vから100Vまでの電荷減衰時間が2秒未満の静電気対策品です
  • P-835 はステーションの背面にアース端子があり、アース線をつなぐか、作業する人がリストストラップを着けます

使うときの注意

  • 導電性の材料なので、通電中の部品には使いません
  • レンズに使うと、表面にパットの跡が残ることがあります。先に試してから使います
  • 電動式は、部品を吸い込むとポンプが壊れます。吸ったまま長い時間置くのも避けます

値段

  • 公式の価格は、手動式のホーザン P-831 が1,930円、日本ピスコの VTA-W-4RN が3,960円、VTB-EG-4RNE が6,072円、電動式のホーザン P-835 が29,100円です(どれも税抜)
  • エア式は、エアの配管とチューブを別に用意します
比較記事にしてほしい製品の依頼はこちら👉