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GUIDE / ULTRASONIC-WELDER

超音波溶着機とは?樹脂・フィルム・金属をつなぐ超音波溶着機の種類(据え置き・ハンディ・自動機組込み・金属接合)と、周波数・加圧力・価格の選び方

樹脂の部品・フィルム・不織布や、電池の箔・端子と銅線を超音波の振動でつなぐ超音波溶着機の4つの種類、周波数の使い分け、加圧力とストローク、サーボ式とエア式の違い、電波法の許可、価格の決まり方を、メーカーの公式資料をもとにまとめました。

2026年11月1日更新

この記事の答え

超音波溶着機は、超音波の振動で樹脂や金属をつなぐ装置です。超音波ウェルダーとも呼びます。使い方とつなぐ物で、プレス付きの据え置き型・手で持つハンディ型・自動機組込み型・超音波金属接合機に分かれます。選ぶときは「つなぐ物は何か」「周波数は何kHzか」「手で使うかラインで使うか」の3つを先に決めます。

超音波溶着機とは

超音波溶着機は、ホーンを押し当てて超音波の振動を与え、樹脂の接する面を溶かしてつなぐ装置です。接着剤もねじも使わずに、成形品の組立、カシメ、フィルムや不織布のシールができます。金属どうしを溶かさずにつなぐ超音波金属接合機も、同じ仕組みの仲間です。

比較ページには、メーカーが自社で作るか自社の型番で売る業務用の超音波溶着機を、各社の代表の機種の単位で載せています。超音波カッター、超音波洗浄機、ホーンだけの販売、中古品は載せていません。

4つの種類

  • 据え置き型(プレス付き)は、発振器とプレスを組んで台に置きます。例は精電舎電子工業のSONOPET JⅡ910、超音波工業のUPW0520G6S-X、デュケインジャパンのInfinity X2、ブランソンのPolaris IWです
  • ハンディ型は、振動子を手で持って点で溶着します。例は日本アビオニクスのHW-D250H-40、デュケインジャパンのiQ HP-E 40HP060-UHです
  • 自動機組込み型は、発振機や溶着ヘッドを自動機やロボットに組み込みます。例は日本アビオニクスのSW-D900S-20、アドウェルズのSW1000CEです
  • 超音波金属接合機は、金属どうしを溶かさずにつなぎます。例は精電舎電子工業のSONOPET JⅡ1510M、超音波工業のUSW1521G6S-Y、LINK-USのEllinker-20kHz、アルテクスのMZシリーズです

周波数の選び方

  • 精電舎電子工業の解説では、19kHzは成形品どうしの組立溶着に向きます
  • 28kHz・39kHzは、フィルムやシートなどの薄物や、ボスのカシメに向きます
  • 手持ちの機種では、日本アビオニクスのHW-D250H-40とデュケインジャパンのiQ HP-E 40HP060-UHは40kHzです
  • 金属接合機は、精電舎電子工業のSONOPET JⅡ1510Mが19.15kHz、超音波工業のUSW1521G6S-Yが21kHzです

加圧力とストローク

  • 精電舎電子工業のSONOPET JⅡ910は、加圧力が10〜510Nです
  • 超音波工業のUPW0520G6S-Xは、加圧力が125〜630Nで、ホーンのストロークは50mmです
  • ブランソンのPolaris IWは、シリンダ80mmで最大3000N、ストロークは100mmです
  • 金属接合機では、超音波工業のUSW1521G6S-Yが300〜1500N、LINK-USのEllinker-20kHzが1〜2000Nです

サーボ式とエア式

  • エア式は、シリンダーでホーンを押し当てます。圧縮空気の配管がいります
  • サーボ式は、モーターで押し当てます。デュケインジャパンのInfinity X2は溶け代や寸法のばらつきを減らし、エアコンプレッサーもいりません
  • 金属接合では、LINK-USのEllinker-20kHzがサーボで位置・速度・押し当てを決めます

電波法と手入れ

  • 日本アビオニクスはHW-D200H-60(60kHz)を電波法の型式指定の外の製品とし、総務省への高周波利用設備の許可の申請がいると案内しています
  • ホーンは周波数に合わせて作るので、設計した周波数と違う機器では使えません
  • 超音波工業のUSW1521G6S-Yは、接合ツールをネジ1本で替えられます

価格

  • このページの製品は、どれも値段を公式に出していません
  • 発振器・プレス・ホーン・受け治具の組み合わせで値段が変わるので、ワークを見てからの見積もりになります
  • 多くのメーカーがサンプルの溶着テストを受けているので、量産の前に自社のワークで確かめます
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