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GUIDE / SPRAY-GUN

スプレーガンとは?業務用スプレーガン(塗装ガン)の種類(重力式・吸上式・圧送式・エアレス⁠)の違いと、ノズル口径・空気量・価格の選び方

塗料を霧にして吹き付ける業務用のスプレーガン(塗装ガン)の4つの種類、重力式・吸上式・圧送式の違い、エアスプレーとエアレスの違い、低圧スプレーガン、ノズル口径とコンプレッサーの選び方、値段を、メーカーの公式資料をもとにまとめました。

2026年10月28日更新

この記事の答え

スプレーガンは、塗料を霧にして物の表面に吹き付ける塗装の道具です。塗装ガン・ペイントガンとも呼びます。塗料の送り方で、カップが上の重力式・カップが下の吸上式・ポンプやタンクから送る圧送式・空気を使わないエアレスに分かれます。選ぶときは「一度に塗る量と色替えの多さ」「塗る物の大きさ」「塗料の粘り」の3つを先に決めます。

スプレーガンとは

スプレーガンは、塗料を霧にして、製品・部品・建物の表面に吹き付ける道具です。エアスプレーガンは、エアキャップから出る圧縮空気で塗料を霧にします。エアレスガンは空気を使わず、ポンプで高い圧力をかけた塗料をノズルの小さな穴から吹きます。

比較ページには、日本の会社か日本法人のある会社が自社で作るスプレーガンを、各社の代表の型の単位で載せています。噴霧器、エアブラシ、家庭用の電動スプレーガン、静電塗装ガンは載せていません。

4つの種類

  • 重力式:カップを本体の上に付け、塗料の重さで流し込みます。少ない塗料から使え、色替えと洗浄が楽です。例はアネスト岩田の WIDER1-13H2G、近畿製作所の CREAMY(KL)63A-15、日本ワグナー・スプレーテックの TOPFINISH GM 1030G ⁠⁠です
  • 吸上式:カップを本体の下に付け、空気の流れで塗料を吸い上げます。重力式よりカップが大きく、カップを付けたまま置けます。例は明治機械製作所の F111-S13、近畿製作所の K-IXS-13SW ⁠⁠です
  • 圧送式:ポンプや加圧タンクから、ホースで塗料を送ります。同じ色を大きな面にたくさん塗るライン向きです。例はアネスト岩田の WS-200FT-1202、明治機械製作所の F210-P20P、グラコの Stellair ACE、旭サナックの自動ガン AGB50 ⁠⁠⁠です
  • エアレス:空気を使わず、高い圧力で塗料を吹きます。粘りの強い塗料も速く塗れ、保護塗装でよく使います。例は精和産業の SG-24 と TPG-1、日本ワグナー・スプレーテックの PROTEC GM 1 ⁠⁠⁠です

エアスプレーとエアレスの違い

  • エアスプレーは、細かい霧できれいに仕上がります。グラコの案内では、精細仕上げに向く一方、塗着効率は最も低くなります
  • エアレスは、空気を使わずに高い圧力で吹きます。日本ワグナー・スプレーテックの PROTEC GM 1 は、最大350barで重防食の塗装に使います
  • エアレスガンは、エアレス塗装機とつないで使います。ガンだけでは吹けません

低圧スプレーガン

  • 低い空気圧でも塗料を細かく霧にできるガンです。アネスト岩田の案内では、空気キャップ内圧力0.07MPa以下で細かく霧化します
  • 汎用のガンより塗料を20〜30%節約できます(アネスト岩田比)。飛び散りが減り、塗装ブースの手入れの間隔も延ばせます

ノズル口径とコンプレッサーの選び方

  • ノズル口径に迷ったら、アネスト岩田は1.3mmを基準に考えるよう案内しています
  • 大きな面を塗るなら太いノズルを選びます。明治機械製作所の F210-P20P は、ノズル2.0mmで塗料噴出量は1,280mL/minです
  • コンプレッサーは、ガンの所要圧縮機に合わせます。アネスト岩田の WS-200FT-1202 は2.2〜3.7kW、近畿製作所の CREAMY(KL)63A-15 は0.75kWです
  • 空気使用量は、明治機械製作所の F111-S13 が130L/min、アネスト岩田の WS-200FT-1202 が475L/minです

重さと大きさ

  • アネスト岩田の案内では、超小形が約200g、小形が約300g、大形が約380gです
  • 必要より大きなガンは、塗料のむだと疲れにつながります。塗る物の大きさに合わせて選びます

水性塗料と手入れ

  • 水性塗料には、接液部がステンレスのガンを選びます。明治機械製作所の F111 は、接液部にステンレスのブッシュを入れています
  • 使い終わったら、すぐに塗料の通り道を洗います。精和産業は、エアレスガンをシンナーにどぶ浸けしないよう案内しています

値段

  • 値段を公式に出しているのは精和産業のエアレスガンで、SG-24 が35,000円、TPG-1 が4本引きで25,000円(どちらも定価)⁠で⁠⁠⁠⁠す
  • エアスプレーガンの各社は値段を出していないので、見積もりを取ります
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