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GUIDE / SAIDANKI

裁断機・断裁機とは?違いと種類、電動と手動の選び方、使い方と安全講習

業務用の裁断機・断裁機の違いと4つの種類、電動(油圧)と手動の選び方、安全装置と型式検定、特別教育と定期自主検査の決まり、紙以外の材料の切り方と選ぶときに見るところを、e-Govの法令とメーカーの公式資料をもとにまとめました。

2026年10月14日更新

この記事の答え

裁断機・断裁機は、紙・フィルム・布・ゴムなどの柔らかい材料を、刃で決まった寸法や形に切る業務用の機械です。選ぶときは「紙の束を切るのか、形に抜くのか、生地を切るのか」「切る紙の大きさと束の厚さに合う断裁幅と断裁高さか」「電動の機種なら安全講習と年1⁠回の自主検査を回せるか」の3つを先に決めます。

裁断機・断裁機とは

裁断機・断裁機は、刃で柔らかい材料を切る機械です。印刷・製本では、台に積んだ紙の束をクランプで押さえ、上から刃を下ろして一度に切る機械を「断裁機」と呼びます(イトーテック・永井機械鋳造・ホリゾン⁠)⁠。生地や樹脂のシートを切る機械は「裁断機」と呼ぶことが多く、島精機製作所の自動裁断機、曙機械工業の抜型裁断機、ハシマの竪刃裁断機がそうです。

事務所で使う手動の断裁機や、紙を1枚ずつ送って切る卓上の紙カッターも仲間です。押し切り式・ロータリー式で数十枚まで切る文具のペーパーカッターは、比較ページには載せていません。

4つの種類

電動・油圧の断裁機

紙の束を積んで一度に切ります。印刷所・製本所の仕上げ断裁に使い、断裁幅446〜1,160mm、断裁高さ70〜165mmの機種があります。寸法を覚えさせて同じ断裁をくり返せ、イトーテックのSC‑82は500コースを覚えます。ホリゾンのPC‑450は単相100Vで動き、APC‑610は押さえも刃も油圧で動かします。

事務所の断裁機・紙カッター

プラスのPK‑513LNは電源のいらない手動の断裁機で、A4の紙束を約15mm(約160枚)⁠ま⁠で切ります。デュプロのDS‑1は紙を1枚ずつ送って半分に切り、V‑595は伝票やカット紙を登録した寸法で自動で切ります。

抜型裁断機・型抜機

刃型(トムソン型など)を押し付けて、フィルム・テープ・ゴム・発泡材・段ボールを形どおりに抜きます。油圧で強く押す型(曙機械工業のOP)と⁠、サーボモーターで速く正確に動かすサーボクランク式(坂本造機のSCP600BN)があります。

布の裁断機・自動裁断機

縫製や内装材の工場で、生地を切ります。ハシマのKS‑EUは、重ねた生地の上を手で動かして竪刃で切ります。島精機製作所のP‑CAMはCADの型紙データどおりに切る自動裁断機で、重ねて切る積層式と、1枚ずつ切る一枚裁ちがあります。

電動と手動の選び方

  • 手動(PK‑513LN)は電源がいらず、A4の紙束を約15mmまで切れます。ときどき資料を切りそろえる事務所向きです
  • 電動(PC‑450)は単相100Vで動き、A3の長辺が入る446mm幅で、高さ70mmまで切れます
  • 油圧(APC‑610)は高さ100mm、大型の断裁機(NCW‑116HHN1)は断裁幅1,160mm・断裁厚165mmまで切れます
  • 三相200Vの機種は、置く場所の電源を先に確かめます

安全装置と型式検定

  • イトーテックは、断裁機は型式検定を受けるべき機械に指定されていると案内しています
  • ホリゾンのAPC‑610・PC‑450は、型式検定に合格した両手操作式の安全装置です。片手では刃が下りません
  • 永井機械鋳造のN1シリーズは、4つのセンサーで指や異物を見つけてクランプを上げます

使い方の決まり:安全講習と定期自主検査

  • ホリゾンは、断裁機は労働安全衛生法の「シャー」に当たると案内しています(ホリゾン 安全教育講習)
  • 断裁の仕事に就く人は特別教育を受けます。刃の交換や高さ調整を自分でするなら、ホリゾン・ジャパンはCプラン 安全特別教育を案内しています
  • 動力で動くシャーは、1年以内ごとに1回、定期に自主検査をします(e-Gov 労働安全衛生規則 第135条)。イトーテックは記録を3年間残すよう案内しています

紙以外の材料を切るとき

  • イトーテックは、大型断裁機でゴム・プラスチック・ハニカム材・木材・ガラス繊維、CNFやCFRPも切れると案内しています
  • 形に抜くなら抜型裁断機を使います。曙機械工業は無料でテストカットをし、ハシマもショールームの機械で持ち込んだ素材を試せます
  • 本や冊子を切るときは、厚い表紙とホッチキス針を取り、糊でとじた部分を切らないようプラスが案内しています

選ぶときに見るところ

  • 切るもの:紙の束か、形に抜くか、生地か
  • 断裁幅と断裁高さ:いちばん大きな紙の寸法と、一度に切る束の厚さ
  • 安全装置:型式検定に合格した両手操作式か、センサーが付くか
  • 電源と置き場所:単相100V・三相200V、機械の質量と床の強さ
  • 記憶と速さ:同じ断裁をくり返すなら、記憶できるコース数と1回の速さ
  • 値段:12製品とも値段を公開していないので、仕様と材料を伝えて見積もりを取る

まとめて比べるときは、裁断機・断裁機のメーカー比較⁠の表を見てください。

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