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GUIDE / POWER-TOOL

電動工具(電動ドリル)⁠と⁠は⁠?電気ドリル・振動ドリル・ハンマドリルの違いと、穴あけ能力・電源・重さ・価格の選び方

建設・設備工事・工場で穴あけに使う電動工具(電気ドリル・振動ドリル・ハンマドリル⁠)の動きの違い、SDSプラスのビット、コード式と充電式の選び方、穴あけ能力と重さと値段を、メーカーの公式資料と取扱説明書をもとにまとめました。

2026年10月28日更新

この記事の答え

穴をあける電動工具は、先端の動きで3つに分かれます。回るだけの電気ドリルは鉄と木に、回しながら細かく振動させる振動ドリルはコンクリートの小さな穴に、回しながら叩くハンマドリルはコンクリートの太い穴とはつりに使います。選ぶときは「何に穴をあけるか」「何mmまであけたいか」「コンセントがあるか」の3つを先に決めます。

電動工具(電動ドリル)⁠と⁠⁠⁠⁠は

電動工具のドリルは、モーターで先端工具を回して、鉄・木・コンクリートに穴をあける道具です。アンカーの下穴、配管やケーブルの貫通穴、鉄板の下穴など、建設・設備工事・工場の保全で毎日のように使います。

比較ページには、日本法人のある会社が自社で作るか自社グループのブランドで売る機種を、型式の単位で載せています。ねじ締めの電動ドライバーとインパクトドライバー、削るグラインダーは、それぞれ別の比較ページで扱っています。

3つの種類

  • 電気ドリルは、回るだけで鉄と木に穴をあけます。例は、HiKOKI(ハイコーキ)の電気ドリルD13と、京セラのドリルAD1300VRです
  • 振動ドリルは、回しながら細かく振動させて、コンクリートやタイルに小さな穴をあけます。例は、マキタの震動ドリルHP1230と、ボッシュの振動ドリルGSB 16 REです
  • ハンマドリルは、回しながら先端を叩いて、コンクリートに太い穴をあけます。例は、マキタのHR2631F、HiKOKIのDH28PCY2、京セラのAED2630VRです
  • 打撃だけのモードがあるハンマドリルは、はつり(削り取り)や溝掘りにも使えます

材料ごとの使い分け

  • マキタの取扱説明書では、石材への穴あけは「回転+打撃」にして、ドリルは超硬ドリルを使います
  • 鉄と木材への穴あけは「回転」にして、鉄工・木工キリを使います
  • 震動ドリルも同じで、コンクリートやタイルは震動のモードにして超硬ドリルを使います
  • タイルや石のような割れやすい材料は、打撃を弱められる機種で穴をあけます。ヒルティのTE 2-Sには弱打撃のモードがあります

SDSプラスとチャック

  • ハンマドリルは、SDSプラスのビットを差し込むだけで付けられます
  • SDSプラス以外のキリを使うときは、別売のチャックを付けます。パナソニックのハンマードリル用ドリルチャックEZ9HX400は、5,800円(税抜)⁠で⁠⁠⁠⁠す
  • HiKOKIのDH28PCY2は、別売のドリルチャックとチャックアダプタを付けると、鉄工13mm・木工32mmまであけられます
  • 電気ドリルと振動ドリルは、チャックでストレートのキリをつかみます。HiKOKIのD13と京セラのAD1300VRは、1.5〜13mmのキリをつかめます

穴あけ能力の見方

  • 穴あけ能力は、材料ごとに何mmまであけられるかを示します
  • 振動ドリルでは、マキタのHP1230がコンクリート12mm、ボッシュのGSB 16 REがコンクリート16mmです
  • ハンマドリルでは、マキタのHR2631Fと京セラのAED2630VRがコンクリート26mm、HiKOKIのDH28PCY2とボッシュのGBH 2-28がコンクリート28mmです
  • 鉄の太い穴が多いなら電気ドリルにします。HiKOKIのD13は、鉄工13mm・木工40mmです

コード式と充電式

  • コード式は、マキタ・HiKOKI・京セラ・ボッシュの機種が単相100Vで動きます。HiKOKIのD13には200V仕様もあります
  • 充電式は、パナソニックのEZ1HD1が14.4Vと18Vの両方の電池で、ミルウォーキーのM12 FHAC16が12Vで、マックスのPJ-R266Aが25.2Vで動きます
  • 1回の充電であく穴の数は、メーカーが能力表で出しています。ミルウォーキーのM12 FHAC16は、5.0Ahのバッテリーで直径6mm・深さ51mmの穴が最大73個です
  • パナソニックのEZ1HD1は、18V 5.0Ahで集じんありの直径10.5mm・深さ40mmの穴が約150穴です

重さと収納

  • 振動ドリルは軽く、マキタのHP1230は1.4kg、ボッシュのGSB 16 REは1.8kgです
  • コード式のハンマドリルは、マキタのHR2631Fと京セラのAED2630VRが2.7kg、HiKOKIのDH28PCY2が2.8kgです
  • 充電式のハンマドリルは電池の重さが加わり、マックスのPJ-R266Aは電池パック込みで4.0kgです。ミルウォーキーのM12 FHAC16は、5.0Ahのバッテリーを付けて2.1kgです

マックスのPJ-R266Aは、収納・持ち運び用のキャリングケース付きです。本体のみのセットにもケースが付属します(出典:マックス公式製品ページの付属品欄⁠)⁠。

値段

  • 電気ドリルは、京セラのAD1300VRが18,200円、HiKOKIのD13が37,200円です(どちらも税別)
  • 振動ドリルは、ボッシュのGSB 16 REが32,500円(税抜)⁠で⁠⁠⁠⁠す
  • コード式のハンマドリルは、京セラのAED2630VRが44,600円、HiKOKIのDH28PCY2が52,200円、ボッシュのGBH 2-28が61,000円です(税別・⁠⁠⁠税抜)
  • 充電式は、本体だけの値段で、ミルウォーキーのM12 FHAC16が39,800円、パナソニックのEZ1HD1が75,000円、マックスのPJ-R266Aが92,000円です(税抜)。電池と充電器は別に買います
  • マキタとヒルティは、公式の資料で値段を確かめられませんでした

使うときの注意

  • モードの切り替えは、モーターが止まってから行います
  • 穴の抜けぎわは、キリが折れたり本体が振り回されたりするので、両手でしっかり持ちます
  • アスベスト(石綿)のある所では使いません
  • 手のしびれが気になるなら、振動を抑える仕組みのある機種を選びます。HiKOKIのDH28PCY2は板ばねとウェイトで振動を吸収し、ボッシュのGBH 2-28はバイブレーションコントロールを付けています
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