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GUIDE / CRIMPING-TOOL

圧着工具とは?電線に端子をかしめる圧着工具(圧着ペンチ・手動油圧式・充電式⁠)の種類と、端子・サイズ・点検の選び方

電線に圧着端子やスリーブをかしめてつなぐ圧着工具の3つの種類、裸端子用と絶縁被覆付端子用の違い、端子の呼びと電線の太さの合わせ方、成形確認機構、点検のしかた、太い電線の圧着と値段を、メーカーの公式資料をもとにまとめました。

2026年10月28日更新

この記事の答え

圧着工具は、電線に圧着端子やスリーブをはめ、ダイスで強くかしめてつなぐ工具です。圧着ペンチ・かしめ工具とも呼びます。力の出し方で、手で握る圧着工具・手動油圧式・充電式に分かれます。選ぶときは「どの種類の端子か(裸端子・絶縁被覆付端子・オープンバレル端子)」「どの呼び(mm²)⁠ま⁠で圧着するか」「どれくらいの数をこなすか」の3つを先に決めます。

圧着工具とは

圧着工具は、むいた電線に圧着端子やスリーブをはめ、ダイスで強くかしめてつなぐ工具です。制御盤・分電盤の配線、機器の組立、幹線や動力線の端末処理まで使います。

比較ページには、日本の会社が自社で作るか自社のブランドで売る業務用の圧着工具を、各社の代表の型の単位で載せています。リングスリーブ専用の工具、LANや同軸のコネクタ用の工具、卓上の端子圧着機、家庭用だけの安価品は載せていません。

3つの種類

  • 手で握る圧着工具(圧着ペンチ)は⁠、手でハンドルを握ってかしめます。ホーザンのP-76、ロブテックスのAK15A、ツノダのTP-8などです
  • 手動油圧式は、ハンドルで油圧を動かし、太い線をかしめます。ロブテックスのAKH60Nとマクセルイズミの9H-60で、どちらも14〜60mm²に使えます
  • 充電式は、バッテリでモーターを回して油圧を動かします。マクセルイズミのREC-Li60S1は14.4Vのバッテリで動き、5.5〜60mm²に使えます

端子の種類で工具を分ける

  • 裸圧着端子・裸圧着スリーブには、裸端子用の工具を使います。ツノダのTP-8は1.25・2・5.5・8mm²の4サイズに使えます
  • 絶縁被覆付の端子には、絶縁被覆付端子用の工具を使います。ツノダは、絶縁被覆付圧着端子・スリーブ用のTPZ-2を裸端子用と分けています
  • ホーザンのP-747は、絶縁被覆付の0.3〜2mm²と、裸端子の1.25・2mm²を1丁で圧着できます
  • コネクタ用の極小のオープンバレル端子には、エンジニアのPA-09のような精密圧着ペンチを使います。芯線と被覆を別々にかしめます

端子の呼びと電線の太さ

  • 端子の呼びを電線の太さに合わせて選び、同じ呼びのダイスでかしめます
  • ホーザンのP-76の取扱説明書では、呼び2の端子はより線1.04〜2.63mm²に、呼び5.5は2.63〜6.64mm²に、呼び8は6.64〜10.52mm²に使います
  • 仕様と適応サイズのほかには使いません

成形確認機構(ラチェット)

  • 圧着が最後まで終わるまで、ハンドルが開かない仕組みです。ホーザンのP-76やツノダのTP-8に付いています
  • ハンドルが開くまで力を加えます。無理に開こうとすると、壊れるおそれがあります
  • ジェフコムのDC-1214Kは、ラチェットギアを交換できます

点検のしかた

  • ホーザンは、使う前後にダイスやハンドルの傷・割れ、ガタ、圧着マークが出るかを見る日常点検を案内しています
  • 定期点検では、ピンゲージで「通り」が通って「止まり」が通らなければ合格です
  • ロブテックスは、年に1〜2回メーカーの定期点検に出すよう案内しています
  • 電気が流れている線には使いません

太い電線と値段

  • 38〜60mm²の太い線は、手動油圧式か充電式で圧着します。マクセルイズミの9H-60とREC-Li60S1は、どちらも公称出力54kNです
  • 手で握る圧着工具の値段は、ロブテックスのAK15Aが6,900円(参考価格・税抜)、ホーザンのP-76が12,000円(税抜)、ホーザンのP-747が17,000円(税抜)⁠で⁠⁠⁠⁠す
  • 手動油圧式は、ロブテックスのAKH60Nが85,290円、マクセルイズミの9H-60が156,000円です。充電式のREC-Li60S1は346,000円です(どれも税抜)
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