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GUIDE / CRIMPING-PLIERS

圧着ペンチとは?裸端子・絶縁端子・リングスリーブ用の種類と使い方、サイズ・価格の選び方

電気工事や制御盤・機械の配線で使う圧着ペンチを、裸端子用・絶縁端子用・リングスリーブ用に分けて説明。端子の呼びと電線抱合範囲の違い、成形確認機構、全長・質量・価格、点検方法をメーカー公式資料で確認しました。

2026年10月28日更新

この記事の答え

圧着ペンチは、電線と端子・スリーブを手で握ってかしめ、つなぐ工具です。先に使う端子を決め、端子の呼びサイズと電線抱合範囲、工具のダイスを照合します。裸端子用・絶縁端子用・リングスリーブ用を分け、適合する工具の中で全長・質量・価格を比べます。

圧着ペンチとは

圧着ペンチは、電線に差した端子やスリーブをダイスで押しつぶし、接続する手動工具です。ハンドプレスとも呼び、電気工事、制御盤の製造、機械や電気器具の配線・補修に使います。

圧着ペンチの比較ページは、手で握る工具を対応端子別にまとめています。油圧式・充電式との使い分けは圧着工具の比較ページ⁠で確認できます。被覆むき専用品や、つかむ・切るのが主のペンチ、コネクタのオープンバレル端子専用品は、この比較には含めません。

端子で分ける種類

  • 裸端子・裸スリーブ用は、金属部分が露出した端子をかしめます。ホーザンP-732、ツノダTP-14、マクセルイズミ5N18などが該当します
  • 絶縁端子用は、絶縁被覆付きの端子やスリーブに合わせた工具です。ツノダTPZ-5が該当します。マクセルイズミ34Sは、ダイス交換で裸・絶縁を使い分けます
  • リングスリーブ用は、E型リングスリーブで電線をまとめて接続します。ホーザンP-738、ロブテックスAK17A、日本圧着端子製造YR-1などが該当します

同じ「圧着ペンチ」でも、対応端子が違えば置き換えられません。裸端子用の工具で絶縁端子をかしめず、両用型は指定ダイスを取り付けます。

端子の呼びと電線の断面積を分ける

ダイスに書かれた端子の呼びを、電線の実断面積と混同しないでください。端子に入れられる電線には範囲があります。

  • ホーザンP-732の取扱説明書では、呼び1.25のより線は0.25〜1.65mm²、呼び2は1.04〜2.63mm²です
  • ツノダTPZ-5の公式表では、呼び2の電線抱合容量は1.04〜2.63mm²、呼び5.5は2.63〜6.64mm²です
  • リングスリーブは、小・中・大だけでなく、電線の太さと本数の組み合わせを確認します。P-738は小(1.6×2)・小・中に使え、大には使えません

端子メーカーが指定する電線抱合範囲と工具を確認し、その組み合わせに合うダイスで作業します。UL・CSA登録製品は、ニチフも指定工具を使うよう案内しています。

成形確認機構と使い方

成形確認機構は、適正な位置までかしめ終わる前にハンドルが開かない仕組みです。ラチェットとも呼びます。握り不足を防ぐ仕組みであり、違う端子や電線を使ってよい仕組みではありません。

  • 使用前に、ダイスや軸の傷・ガタを確認します
  • 端子の種類と呼びに合うダイスへ端子を置き、指定の長さだけ被覆をむいた電線を差します
  • 工具の取扱説明書に従って握ります。P-732は、成形確認機構によってハンドルが開くまで荷重を加えます
  • 作業後は、圧着マークと仕上がりを確認します。電気が流れている線では作業しません

手順と点検は、ホーザンのP-732取扱説明書と圧着工具の点検方法⁠によります。工具ごとの説明書を優先してください。

全長と質量で比べる

  • ホーザンのP-732は、全長182mm、質量270gです。裸端子の呼び1.25・2に絞った工具で、ハンドルの最大開き幅は110mmです
  • ツノダのTP-14は、全長257mm、質量435gです。裸端子の呼び1.25・2・5.5・8・14mm²を扱います
  • ジェフコムのDC-17MA2は、全長195mm、質量290gです。リングスリーブの特小(1.6×2)・小・中に使います
  • 日本圧着端子製造のYR-1は、全長291mm、質量約480gです。E小・E中・E大のリングスリーブ用です

短さや軽さだけで選ばず、必要な端子サイズが全部入っているか確認します。短いリングスリーブ用を選ぶときは、大サイズの作業を別の工具で行うかも決めます。

価格と注文前の確認

  • ホーザンのP-732は、公式価格7,060円(税抜)⁠で⁠⁠⁠⁠す
  • ツノダのTP-14は、本体価格10,710円です
  • ジェフコムのDC-17MA2は、標準販売価格8,500円(税抜)⁠で⁠⁠⁠⁠す
  • マクセルイズミの34Sは、標準価格36,600円(税抜)⁠で⁠す⁠。裸・絶縁を使い分けるダイスの構成を確認します
  • ロブテックスのAK17Aは、参考価格7,020円(税抜)⁠で⁠す⁠。実際の購入価格は取扱店で確認します

フジ矢FA101は4,000円(税抜)で⁠、切断・被覆むきも行える電工ペンチです。ただし、メーカーは絶縁端子の「簡易圧着」と明記しています。成形確認機構付きの専用工具と同じものとして選ばず、施工する端子の指定に合うか確認します。

手入れと点検

  • P-732の取扱説明書は、使用後にピンと摺動部へ注油し、油を含ませた布で金属部の汚れを取り除くよう案内しています
  • ロブテックスは、AK17Aなどの圧着工具について年に1〜2回の定期点検を案内しています
  • 傷や異常がある工具を無理に使わず、メーカーの点検窓口へ相談します

製品仕様・価格の確認日は2026年10月28日です。各型番の出典は比較ページの公式資料一覧⁠にまとめています。

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