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GUIDE / CHIP-CONVEYOR

チップコンベアとは?工作機械の切粉を運ぶチップコンベアの種類(ヒンジ式・スクレーパー式・マグネット式・コイル式)と、切粉・幅・傾斜角度の選び方

マシニングセンタや旋盤から出る切粉をクーラントと分けて機外へ出すチップコンベアの4つの種類、ヒンジ式とスクレーパー式の違い、長い切粉と細かい切粉の運び方、ベルト幅・チェーンピッチ・傾斜角度・機長の選び方を、メーカーの公式資料をもとにまとめました。

2026年11月5日更新

この記事の答え

チップコンベアは、工作機械から出る切粉をクーラントと分けて機外へ運び出す装置です。切粉コンベア・切屑コンベヤとも呼びます。運び方で、ベルトに載せるヒンジ式・スラット式、かき板で掻き上げるスクレーパー式、磁石で吸い付けるマグネット式、コイルで押し出すコイル式・スクリュー式に分かれます。選ぶときは「切粉の長さ」「切粉の材質」「どこまで運ぶか」の3つを先に決めます。

チップコンベアとは

チップコンベアは、マシニングセンタ・旋盤・研削盤などの加工で出る切粉を、機械の外のチップバケットへ運び出す装置です。クーラントは本体の横からタンクへ戻り、切粉だけが上へ運ばれます。

比較ページには、日本の会社が自社で作るチップコンベアを、各社の代表の型の単位で載せています。箱や部品を運ぶ一般のコンベア、粉・粒のばら物を運ぶスクリューコンベア、プレス屑だけを運ぶスクラップコンベヤーは載せていません。

4つの種類

  • ヒンジ式・スラット式:鋼板をつないだベルトに切粉を載せて運びます。例は椿本チエインのMT10、白山機工のフロアーコンベヤ、榎本ビーエーのF-8、メタルチップのMCSL60Sです
  • スクレーパー式:かき板で底にたまった切粉を掻き上げます。例は椿本チエインのSC25、榎本ビーエーのSC-22、白山機工のスクレーパーコンベヤです
  • マグネット式:磁石で鉄や鋳物の切粉を吸い付けて運びます。例はサンエス工業のマグネット式チップコンベアです
  • コイル式・スクリュー式:筒の中でコイルやスクリューを回して押し出します。例はメタルチップのMCCL100Sです

切粉の形で選ぶ

  • 長いカール状・団子状の切粉は、ヒンジ式かコイル式で運びます
  • 砂状の細かい切粉は、ヒンジ式のすき間から落ちるので、スクレーパー式を選びます
  • 鉄や鋳物の細かい切粉は、マグネット式か、底に磁石を付けたマグネットスクレーパー式がよく拾います
  • アルミや真ちゅうなど磁石に付かない切粉は、ドラムフィルター付きのスクレーパー式を選びます

幅・ピッチ・傾斜角度

  • 椿本チエインのMT10は、ピッチ31.75mmでベルト幅100〜500mmです
  • 白山機工のフロアーコンベヤ 80タイプは、ピッチ50.8mmで中・大型の加工機向けです
  • 椿本チエインのMT10とSC25は、傾斜角度を15°・30°・45°・60°から選べます
  • 垂直に立ち上げるそうぎょうのCBコンベアは、60度傾斜型より約800mm場所が空きます

どこまで運ぶか

  • 機械1台の切粉を出すなら、機長の短い型で足ります
  • 榎本ビーエーのSC-22は、水平長30mまで延ばせます
  • メタルチップのスラットコンベアは、MCSL150シリーズで機長100mまでの集中コンベアにできます

値段と手入れ

  • このページの製品は、どれも値段を公式に出していません。多くは機械に合わせて1台ずつ設計するので、見積もりで決まります
  • 詰まりに備えて、トルクリミッターや電流リレーなどの止め方を確かめます
  • メタルチップのスラットコンベアは、パンを1枚ずつ替えられます
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