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GUIDE / LIQUID-DISPENSER

液体ディスペンサーとは?接着剤・グリースを定量で出すディスペンサーの種類(エアパルス式・ジェット式・容積計量式)と、吐出量・粘度・価格の選び方

電子部品・自動車・医療機器の組立で接着剤・グリース・シール剤を決まった量だけ出す液体ディスペンサー(定量吐出装置)の3つの方式、ジェット式の速さ、高粘度の材料、最小の吐出量、設備とのつなぎ方、価格を、主なメーカーの公式資料で説明します。

2026年11月2日更新

この記事の答え

液体ディスペンサーは、接着剤やグリースを決まった量だけ出す装置です。定量吐出装置とも呼びます。出し方で、エアーで押し出すエアパルス式・離れた位置から液を飛ばすジェット式・体積を量って出す容積計量式の3つに分かれます。選ぶときは「材料の粘度」「1回に出す量」「塗る速さ」の3つを先に決めます。

液体ディスペンサーとは

液体ディスペンサーは、電子部品・自動車・医療機器の組立で、接着剤・グリース・シール剤・ペーストを決まった量だけ出す装置です。作業台でシリンジから少しずつ塗る使い方から、ロボットと組んだ自動の塗布ラインまで使います。

比較ページには、日本の会社か日本法人のある会社が自社で作る液体ディスペンサーを、各社の代表の型の単位で載せています。手で握るコーキングガン、モーターで送液するシリンジポンプ、ニードルなどの消耗品だけの品は載せていません。

3つの方式

  • エアパルス式は、シリンジにそのつどエアーを送り込み、圧力と時間で出す量を決めます。例は武蔵エンジニアリングの ML-8000X、サンエイテックの SDP520、岩下エンジニアリングの AD3300C と ACCURA 9、ミナトコンセプトの MCA200 ⁠⁠⁠です
  • ジェット式は、ワークから離れた位置から液を飛ばします。例は武蔵エンジニアリングの SuperJet3、サンエイテックの EXJET、ナカリキッドコントロールの STARs JET、ノードソンの PICO Pµlse ⁠⁠⁠です
  • 容積計量式は、ねじやプランジャで液の体積を量って出します。例はナカリキッドコントロールの P-FLOW Hタイプと、兵神装備のモーノディスペンサー HD型です

材料の粘度

  • 武蔵エンジニアリングの SuperJet3 と、ナカリキッドコントロールの STARs JET は、2,000,000mPa・sまでの材料を飛ばせます
  • サンエイテックの EXJET は、300,000mPa・sの高粘度剤も飛ばせます
  • フィラー入りの高粘度樹脂は、ナカリキッドコントロールの P-FLOW Hタイプが1〜1,050,000mPa・sの範囲で量って出します

1回に出す量

  • 少ない量はジェット式が得意で、STARs JET は最少0.3nl、ノードソンの PICO Pµlse は最小0.5nlです
  • 兵神装備のモーノディスペンサー HD型は、直径0.2mmの点塗布と幅0.2mmの線塗布ができます
  • エアパルス式は、シリンジの材料が減ると出る量が変わります。岩下エンジニアリングの ACCURA 9 は、バレルの中の圧力を測って吐出圧力を自動で補正します

塗る速さ

  • 武蔵エンジニアリングの SuperJet3 は、HI SPEED で最大2,000Hzです
  • サンエイテックの EXJET は最大1,000Hz、高速型の EXJET-HS は最大2,500Hzです
  • ノードソンの例では、手作業で約17秒かかるワーク3個の塗布が、ジェット式なら約1秒で済みます

設備とのつなぎ方と電源

  • 武蔵エンジニアリングの ML-8000X は、LANポートとUSBポートがあり、Ethernetで設備とつなげます
  • 岩下エンジニアリングの ACCURA 9 は、RS232Cポートを持っています
  • サンエイテックの解説では、ディスペンサーで塗るにはエアーと電気を用意します。SDP520 の電源は DC24V で、ACアダプターが付きます

値段

  • 値段を公式に出しているのはミナトコンセプトで、MCA200 の標準セットが56,800円、スタンド付標準セットが63,600円です(税込か税抜かの記載はありません)
  • ほかの製品は見積もりで決まります。ノードソンは、液剤とワークを預かって自社のラボで試し塗りをします
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