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GUIDE / FANLESS-⁠PC

ファンレスPCとは?工場・屋外盤・サイネージで使うファンレスPCの種類(ボックス型・パネル型)と、使用温度・電源・価格の選び方

冷却ファンを使わない産業用のファンレスPC(組込みPC・パネルPC)の2つの形、使用温度と風の条件、直流電源、停電への備え、OS、価格の出し方を、主なメーカーの公式資料からまとめました。

2026年11月1日更新

この記事の答え

ファンレスPCは、冷却ファンを使わず、箱そのもので熱を逃がす産業用のパソコンです。ファンレス組込みPC・ボックスPCとも呼びます。画面を別につなぐボックス型と、画面と一体のパネル型があります。選ぶときは「使用温度」「電源の電圧」「積むOS」の3つを先に決めます。値段はどの社も公開していないので、型式を決めて見積もりを取ります。

ファンレスPCとは

ファンレスPCは、CPUの熱を金属の箱から外へ逃がし、冷却ファンを回さないパソコンです。工場の制御盤の中、屋外の盤、デジタルサイネージの裏、装置の中に組み込んで使います。ファンが無いので、ホコリや異物を吸い込まず、ファンの寿命や交換を気にしなくて済みます。

比較ページには、自社で作るか、日本法人が自社グループの製品として売るメーカーのファンレスPCを、型番の単位で載せています。基板だけの製品、IoTゲートウェイ、事務用のデスクトップは別の比較で扱います。

2つの形

  • ボックス型は、画面を別につなぎ、盤の中や装置の裏に置きます。例はコンテックのBX-T5000-J、アドバンテックのARK-1251、インタフェースのSTC-JH12Bです
  • パネル型は、液晶とタッチパネルが一体で、盤の扉にはめ込みます。例はコンテックのPT-M12SA-300(12.1インチ)、アルゴシステムのNP6A-150AN(15インチ)⁠で⁠⁠⁠⁠す

使用温度と風の条件

  • インタフェースのSTC-JH12Bは、-30〜60℃(連続動作)で動きます
  • アドバンテックのARK-1251は、-20〜60℃で動きます
  • アルゴシステムのEC6A-100ATは、0〜50℃です
  • コンテックのBX-T5000-Jは、風0.7m/sで55℃まで使えます。風の条件が付く型は、盤の中の風の流れを確かめます

電源

  • 表の製品は、どれも直流で受けます
  • アルゴシステムはDC24V、コンテックはDC12〜24V±10%です
  • AAEONのBOXER-6619-TWLはDC9〜36V、インタフェースのSTC-JH12BはDC6〜37Vと広く受けます
  • ACで使うなら、アダプタを別に用意します

停電と電源の切り方

  • コンテックは、電断プロテクトでシャットダウンせずに電源を切る運用ができます
  • インタフェースは、OSの入ったSSDを書き込み禁止にして、ブレーカーと一緒に電源を落とせます
  • アルゴシステムは、UPSを中に積めて、バックアップ時間は5分です

OSと手入れ

  • 組込み向けのWindows IoT Enterpriseを積む型が多く、アルゴシステムはLinux(Algonomix)も選べます
  • AAEONのBOXER-6619-TWLとアドバンテックのARK-1251は、Ubuntu 24.04にも使えます
  • ファンの掃除や交換はいりません。SSDには書き込みの寿命があるので、ログを大量に書く使い方は避けます

値段

  • 表の製品は、どれも値段を公式に出していません。コンテックとインタフェースはオープン価格です
  • CPU・メモリ・SSD・OSの構成で値段が変わるので、型式まで決めてから問い合わせます
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