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GUIDE / YOUSETSU-MEN

溶接面(溶接用保護面)⁠と⁠は⁠?自動遮光・かぶり面・ヘルメット取付・手持ち面の違いと、遮光度・視野・電池の見方

アーク溶接で使う業務用の溶接面の仕組み、自動遮光溶接面・遮光プレートのかぶり面・手持ち面の3つの方式、ヘルメット取付タイプと革面、遮光度番号と JIS T 8141、遮光速度・視野・電池の見方を、メーカーの資料と法令をもとにまとめました。

2026年10月22日更新

この記事の答え

溶接面は、アーク溶接の強い光やスパッタから、作業者の目と顔全体を守る保護具です。選ぶときは「濃さを自動で変えるか(自動遮光か遮光プレートか)⁠」「頭にかぶるか、ヘルメットに付けるか、手で持つか」「溶接の電流に合った遮光度か」の3つを先に決めます。

溶接面(溶接用保護面)⁠と⁠⁠⁠⁠は

顔の前を覆う面体の目元に、光を弱めるフィルターを入れた保護具です。溶接用保護面・溶接遮光面・溶接マスクとも呼び、ヘルメットに付ける型はヘルメット取り付けの金具を使います。アーク溶接の光には強い紫外線・赤外線が含まれ、目だけでなく顔の皮膚にも当たるので、顔全体を覆う溶接面を使います。

比較ページには、業務用の溶接面を1社1〜2製品に絞って載せています。目だけを守る遮光めがね・遮光ゴーグル、後から付ける液晶カートリッジや遮光プレートだけの部品、溶接機本体は載せていません。

3つの方式

自動遮光溶接面

アークの光をセンサーで感じると、液晶のフィルターが一瞬で暗くなります。溶接の前は明るいので、面をかぶったまま位置を合わせ、そのまま溶接に入れます。頭にかぶる型と、ヘルメットに取り付ける型があります。

かぶり面(遮光プレート)

面体を頭にかぶり、目元の窓に決まった濃さの遮光プレート(遮光ガラス)を入れて使います。電池が要らず、プレートを替えれば長く使えます。窓を跳ね上げられる開閉窓の型もあります。牛革で作った小さく軽い革面も、この仲間です。

手持ち面

柄を片手で持ち、顔の前にかざして使います。すぐに出せるので、短い点付けや、溶接を見る人の分に向きます。片手がふさがるので、長い溶接にはかぶり面を選びます。

遮光度の選び方

  • 遮光プレートや遮光レンズの濃さは JIS T 8141(遮光保護具)で決まっていて、遮光度番号ごとに使える溶接電流が決められています
  • 番号の数字が大きいほど濃い緑色になり、電流の大きい溶接ほど濃いものを使います
  • 自動遮光溶接面は、溶接時の濃さを幅の中から選べる型が多くあります(比較ページの製品では#5〜#13など)
  • まわりで溶接の光を受ける人は、遮光度番号1.2〜3程度の遮光めがねを掛けます。サングラスは溶接には使えません

自動遮光溶接面の見方

  • 遮光速度:光を感じてから暗くなるまでの時間です。比較ページの製品では1/25,000秒から1/3,000秒まであります
  • 視野:窓の大きさです。広いほど手元のまわりまで見えます
  • センサーの数:2個と4個の型があります。センサーが手や物で隠れると暗くならないことがあるので、横向きや狭い所の溶接が多いなら数の多い型にします
  • 戻り時間:溶接が終わってから明るく戻るまでの時間です。溶けた金属の残り光がまぶしいときは遅めにします
  • 電源:ソーラーと電池を一緒に使う型が多く、電池はCR2450や単四乾電池です。ソーラーだけで動く型は電池の交換が要りません

ヘルメット取付とかぶり面

  • 保護帽をかぶる建設・設備の現場はヘルメット取付タイプにします。ヘルメットや取付金具は別売の型が多くあります
  • 工場の中で保護帽の要らない作業は、頭にかぶるかぶり面です
  • 同じ型でかぶり用とヘルメット取付用を選べる製品もあります

備える決まり

労働安全衛生規則は、アーク溶接のように強い光を出す場所は区画し、その場所には適当な保護具を備えるよう決めています。溶接ヒュームが出る作業では、溶接面と一緒に使える呼吸用保護具も選びます。

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