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GUIDE / SAGYOUGI

作業服とは?一般作業服・帯電防止(JIS T 8118)・難燃(JIS T 8130)・高視認性(JIS T 8127⁠)⁠の違いと選び方

工場・建設・物流・整備の作業者が着る作業服の種類、帯電防止・難燃・高視認性の規格の違い、ストレッチ・季節・サイズ・値段の見方を、規格の資料と労働安全衛生規則、メーカーの公式資料をもとにまとめました。

2026年10月12日更新

この記事の答え

作業服は、工場・建設・物流などの作業者が、汚れやけがから体を守るために着る仕事用の服です。選ぶときは「職場に静電気・火花・車や重機の危なさがあるか(あれば規格品)」「季節と動き方(⁠ストレッチ)」「上下とサイズをそろえられるか⁠」⁠の3つを先に決めます。

作業服とは

作業服は、作業のあいだ体を汚れやけがから守る服です。ふだんの作業で着る一般の作業服のほかに、静電気・火花や炎・車や重機から体を守るための規格品があります。

比較ページには、作業服の長袖ブルゾンを、1社1〜2製品に絞って載せています。上下で売る品は、ブルゾンの品番で載せ、対のパンツの品番を書いています。ファン付きの作業服は冷却ベスト・ファン付き作業服の比較⁠で扱っています。

法令で決まっていること

労働安全衛生規則には、作業服にかかわる決まりが2つあります。

  • 第110条:動力で動く機械に、作業者の髪や服が巻き込まれるおそれがあるときは、事業者が適当な作業帽か作業服を着せる。作業者は、着るよう言われたら着る
  • 第286条の2:静電気で火が付くおそれのある場所で作業するときは、静電気帯電防止作業服と静電気帯電防止用作業靴を着せるなどして、体や服にたまる静電気を除く

3つの方式

  • 一般作業服:ポリエステルや綿の生地で縫った、ふだんの作業で着るブルゾン。帯電防止の型もここに入れています
  • 難燃・防炎:火花や炎が当たっても燃え広がりにくい生地の作業服
  • 高視認性:蛍光色の生地と反射材で、車や重機から見えやすくした服

このページの例は次のとおりです。

  • 一般作業服:アイトスのAZ-1930、クロダルマのDG404、コーコス信岡のA-7061、サンエスのSPT22421、自重堂の40100、桑和の0368-00、寅壱の2130-124、バートルの9521
  • 難燃・防炎:TS DESIGNの3916、バートルの8301、山田辰の5202・22201
  • 高視認性:アイトスのAZ-2701、自重堂の82700、タカヤ商事のTU-NP20・TU-NP26、ミドリ安全のVE925上

帯電防止の作業服(JIS T 8118)

静電気帯電防止作業服の規格が JIS T 8118 です。2001年の版が今も使われていて、2025年10月に見直しの確認を受けています。

  • 帯電防止の織物や編物の生地で縫った、上着・ズボン・つなぎ・防寒服が対象
  • 一般作業服でも JIS T 8118 に合わせた型が多く、品番の説明に「JIS T 8118 適合⁠」⁠と書いてある

このページでは、バートルの9521、コーコス信岡のA-7061、サンエスのSPT22421、ミドリ安全のVE925上が「適合」、寅壱の2130-124が「対応⁠」⁠と書いています。自重堂の40100は「帯電防止JIS規格合格⁠」⁠の表記です。

難燃・防炎の作業服

火花や炎から守る服の規格は、守る相手で分かれます。

  • JIS T 8130:炎が燃え広がりにくいことを決めた規格。ISO 14116(⁠2015年版⁠)⁠がもとで、2018年4月に決まった。熱からも守る必要があるときは使わない
  • JIS T 8129:熱と炎の両方から体を守る服の規格
  • JIS T 8128:溶接と、それに近い作業で着る服の規格

生地の作り方でも分かれます。

  • 綿に難燃加工をかけた生地:綿の着心地が残る。バートルの8301(LOI値30.1)、TS DESIGNの3916(JIS T 8130 適合)
  • 燃えにくい繊維の生地:アラミドなど、繊維そのものが燃えにくい。山田辰の22201はアラミド100%、5202はモダクリル・綿・アラミドの混紡で、アメリカの防炎基準 NFPA 2112 に適合した生地

難燃の服も燃えないわけではありません。強い熱を受ける作業では、耐熱の防護服や前掛けなど、別の保護具を重ねます。

高視認性の作業服(JIS T 8127)

高視認性安全服の規格が JIS T 8127 です。ISO 20471 をもとに2015年10月に決まり、2020年3月に改正されました。

  • 車や重機のライトの下で、運転する人に着ている人を目立たせるための服
  • 蛍光色の生地と、光を返す反射材の、いちばん少ない面積と付ける位置が決まっている
  • クラスで分かれ、上下をそろえて着るとクラスが上がる型がある

このページでは、ミドリ安全のVE925上とタカヤ商事のTU-NP20がクラス2です。タカヤ商事のTU-NP26は単体でクラス2、対のTU-NP27と上下で着るとクラス3になります。

ストレッチと季節

動きやすさは、ストレッチの書き方で見ます。

  • バートルの9521:伸長率25%
  • コーコス信岡のA-7061:4WAYストレッチ
  • クロダルマのDG404:ポリウレタン5%入りのストレッチデニム
  • 寅壱の2130-124:本体の生地は伸びず、肩にストレッチニット

季節は、通年・春夏・秋冬に分かれます。桑和の0368-00は春夏向けの接触冷感の生地、バートルの9521と自重堂の40100は秋冬向けです。

値段とサイズ

値段を出しているのは17製品中13製品です。メーカーの価格と公式通販の価格が混ざっているので、比較表のコストは、同じ方式の長袖の上着(Mサイズ1着)どうしで比べています。

  • 一般の長袖ブルゾン:5,170〜11,770円
  • 難燃・防炎:10,450〜36,520円
  • 高視認性:7,870〜19,910円

大きいサイズは値段が上がる型が多く、アイトスはSS〜LLまでが同じ値段で3L以上が上がります。小さいサイズのSSや、6Lまでそろう型もあります。

まとめて買うときに確かめること

  • 上下の品番:対のパンツがあるか(⁠バートルの9521は9522、アイトスのAZ-1930はAZ-1950など)
  • 色:社内でそろえる色が、続けて作られる定番色か
  • 名入れ:刺繍やプリントを入れられるか
  • 値段:値段を出していないメーカーは、販売店に人数とサイズを伝えて見積もりを取る
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