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GUIDE / NITRILE-TEBUKURO

ニトリル手袋とは?使い捨て・医療用・耐薬品・背抜きの違いと、食品衛生法・JIS T 8116・JIS T 9115の見方

工場・食品・医療・清掃の現場で使うニトリル手袋の種類、食品に触れるときの食品衛生法の表示、医療用の届出とJIS T 9115、薬品を扱うときのJIS T 8116の耐透過性と使える時間、厚さと値段の比べ方を、規格・行政の資料とメーカーの公式資料をもとにまとめました。

2026年10月12日更新

この記事の答え

ニトリル手袋は、合成ゴムのニトリルゴムで作った、油や薬品に強く、天然ゴムのアレルギーが出にくい手袋です。選ぶときは「何に触れるか(食品か、薬品か、患者か)」「⁠1回で替えるか、繰り返し使うか」「手に合うサイズと厚さ⁠」⁠の3つを先に決めます。

ニトリル手袋とは

ニトリル手袋は、ニトリルゴム(NBR)という合成ゴムで作った手袋です。天然ゴムを使わないので、ラテックスのアレルギーが出にくく、油や洗剤にも強くなっています。

比較ページには、業務で使うニトリル手袋を、1社1〜2製品に絞って載せています。家庭用だけの製品、天然ゴムや塩化ビニルだけの手袋、代理店が売る他社ブランドの製品は載せていません。

4つの方式

  • 使い捨て(食品・一般作業):箱から1枚ずつ出して、汚れたら替える薄手の手袋
  • 医療用(検査・検診用):一般医療機器として届け出た、非天然ゴム製の検査・検診用手袋
  • 耐薬品・繰り返し使う厚手:油・酸・アルカリから手を守り、洗って使う長めの手袋
  • 背抜き・コーティング作業手袋:編み手袋の手のひら側にニトリルを塗った作業手袋

このページの例は次のとおりです。

  • 使い捨て:アイリスオーヤマのRNBR-100、エブノのNo.563、エム・シー・シーのMAX-2680、ショーワグローブのNo.893、東京硝子器械のFT2010、東和コーポレーションのNo.529、日本製紙クレシアのプロテクガード ブルー、ブラストンのBSC-NO.2190、ミドリ安全のベルテ722
  • 医療用:川本産業のKBMニトリル手袋SK、サラヤのソフトフィット、竹虎のタケトラ ニトリル手袋、ニプロのAFニトリルグローブ
  • 耐薬品:ショーワグローブのCN740、ミドリ安全のベルテ207N
  • 背抜き:おたふく手袋のA-398、東和コーポレーションのNo.581

食品に触れるとき

食品に直接触れる手袋は、食品衛生法でいう「器具⁠」⁠にあたります。ニトリルはゴムなので、食品、添加物等の規格基準(第3 器具及び容器包装⁠)⁠のゴム製の器具の試験に合うものを使います。

  • 箱やカタログに「食品衛生法適合⁠」⁠と書いてある型を選ぶ
  • 2020年6月1日に始まったポジティブリスト制度は、合成樹脂の原材料が対象
  • このページでは、アイリスオーヤマのRNBR-100、ミドリ安全のベルテ722、ブラストンのBSC-NO.2190、東京硝子器械のFT2010、ショーワグローブのNo.893などに表示がある

医療用の手袋

病院・診療所・介護で使う手袋は、一般医療機器の「非天然ゴム製検査・検診用手袋」として届け出たものを選びます。箱や添付文書に届出番号があります。

  • 検査・検診用のゴム手袋は JIS T 9115(⁠2018年改正⁠)⁠で決まっている
  • 手術用は、滅菌済みの単回使用手術用ゴム手袋として JIS T 9107(⁠2026年改正⁠)⁠で別に決まっている
  • このページの医療用4製品は、どれも検査・検診用

薬品を扱うとき

薬品から手を守る手袋は、JIS T 8116(化学防護手袋⁠)⁠で性能を表します。厚生労働省は2017年1月12日の通達で、選び方と使い方をまとめています。

  • 耐透過性:薬品が手袋の材料をしみ通るまでの時間で、クラス1(⁠10分以上)からクラス6(⁠480分以上)
  • 耐浸透性:ピンホールなどからの漏れで、AQLでクラス1(0.65)からクラス4(4.0)
  • 同じ手袋でも、薬品ごとにもつ時間が違う。取扱説明書の耐透過性の表で確かめる
  • 使える時間を過ぎた手袋は、洗っても中に入った薬品が取れないので、使い回さない

労働安全衛生規則の第594条の2が2024年4月1日に施行され、皮膚等障害化学物質を扱う作業では、不浸透性の保護手袋などを使わせることになりました。

厚さとサイズ

使い捨ての厚さは、約0.05mmの極薄から、指先を約0.12mmに厚くした型まであります。

  • 薄いほど指先の感覚が残り、細かい作業がしやすい
  • 厚いほど破れにくい。指先だけ厚くした型もある
  • 厚さは「指先⁠」⁠と「手のひら⁠」⁠で書き方が違うので、そろえて比べる
  • サイズはSSからLL・XLまで。メーカーで手の周りの寸法が違う

値段の比べ方

使い捨ては、Mサイズの箱の値段を入数で割って、1枚あたりで比べます。

  • アイリスオーヤマのRNBR-100:100枚で1,280円(税込・公式通販)
  • ミドリ安全のベルテ722:100枚で1,672円(税込・公式通販)
  • 東京硝子器械のFT2010:100枚で2,010円(定価)

医療用・耐薬品・背抜きで値段を出しているのは、それぞれ1製品だけです。ほかの会社はオープン価格で、販売店に見積もりを取ります。

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