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GUIDE / HOGOBOU

保護帽(工事用ヘルメット)⁠と⁠は⁠?検定の区分・種類・電気用・使用期限の選び方

工場・建設・設備の現場でかぶる保護帽(工事用ヘルメット)の仕組み、飛来・落下物用・墜落時保護用・電気用の区分、通気孔なし・通気孔付き・FRP製・折りたたみ式の違い、着用が決まっている作業、交換の目安を、労働局の資料とメーカーの公式資料をもとにまとめました。

2026年10月22日更新

この記事の答え

保護帽は、落ちてくる物や墜落のときの衝撃から頭を守る、国の型式検定に合格した作業用のヘルメットです。選ぶときは「作業に合った検定の区分(飛来・落下物用・墜落時保護用・電気用)」「電気作業があるか(通気孔の有無と材質)⁠」「熱や暑さの条件」の3つを先に決めます。

保護帽とは

法令の名前は保護帽で、現場では工事用ヘルメット・産業用ヘルメットとも呼びます。厚生労働大臣の型式検定に合格したものだけを使い、合格品の内側には「労・検」のラベルが貼ってあります。自転車やバイク、スポーツ用のヘルメットは別の規格なので、作業には使えません。

比較ページには、作業者がかぶる保護帽を、1社1〜2製品に絞って載せています。防災用だけの収縮式ヘルメット、乗車用ヘルメット、医療用の頭部保護帽、内装やシールドなどの部品だけ、代理店が売る他社ブランドの製品は載せていません。

検定の区分

  • 飛来・落下物用:上から飛んでくる物、落ちてくる物から頭を守る
  • 墜落時保護用:落ちたり転んだりしたときの頭への衝撃を和らげる
  • 電気用:使用電圧7,000V以下の作業で、頭の感電を防ぐ

1つの帽子でいくつかの区分を兼ねる型が多く、ラベルで区分を確かめます。長野労働局の資料では、100cmから転んだとき、墜落時保護用は飛来・落下物用より衝撃が1/2以下になります。

4つの種類

  • 通気孔なし(電気用兼用):ABS・PC・PE製なら電気用まで兼ねられる型が多い
  • 通気孔付き:蒸れにくいが、穴から電気が通るので電気作業には使えない
  • FRP製:熱と日差しに強いが、電気用には使えない
  • 折りたたみ式:たたんで持ち歩ける。国家検定品なら作業用にも使える

このページの例は次のとおりです。

  • 通気孔なし:谷沢製作所のST#0161-JZⅡ(EPA)、DICプラスチックのAA17、進和化学工業のSS-88-1N、スターライト工業のSS-100、ミドリ安全のSC-M B RA KP
  • 通気孔付き:トーヨーセーフティのNo.360⁠F、住ベテクノプラスチックのKKC-B、加賀産業のFF-⁠1F
  • FRP製:谷沢製作所のST#108-JPZ(EPA)、進和化学工業のMP型、スターライト工業のP-1、住ベテクノプラスチックのFA-⁠B
  • 折りたたみ式:トーヨーセーフティのNo.105、DICプラスチックのIZANO 2

着用が決まっている作業

  • 物が飛んでくる・落ちてくるおそれのある作業(労働安全衛生規則第538条など)
  • 高さ2m以上で墜落のおそれのある場所の作業(第518条)
  • 最大積載量5トン以上の貨物自動車への荷の積み卸し(第151条の74)
  • 高圧・低圧の活線作業では電気用(第341条・第346条)

電気用を使うとき

  • 通気孔の無い、電気用の区分が入った型を選ぶ
  • 電気用の保護帽は、6か月ごとに耐電圧の検査をする(労働安全衛生規則第351条)

交換の目安

  • ABS・PC・PEなどの樹脂製は、使い始めから3年以内
  • FRP製は、使い始めから5年以内
  • あごひもやヘッドバンドなどの着装体は、1年ごと
  • 一度でも大きな衝撃を受けたものは、見た目に異常が無くても替える

出典

  • 長野労働局 松本労働基準監督署「保護帽(産業用ヘルメット)⁠に⁠は使用区分があります」
  • ミドリ安全「ヘルメット(保護帽)⁠の取扱説明」
  • 加賀産業「ヘルメット よくあるご質問」
  • 各メーカーの公式サイト・公式通販・カタログ
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