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GUIDE / MEDICAL-DETERGENT

医療用洗浄剤とは?手術器具・内視鏡を洗う洗浄剤の種類(中性・弱アルカリ性・アルカリ性)と選び方

手術器具や内視鏡の血液・体液を消毒や滅菌の前に落とす医療用洗浄剤。中性の酵素系、弱アルカリ性の酵素系、アルカリ性の違いと、液性・使用濃度・洗浄方法の見方をまとめました。

2026年11月7日更新

この記事の答え

医療用洗浄剤は、手術器具や内視鏡についた血液・体液を、消毒や滅菌の前に落とす洗浄剤です。選ぶときは「器具の材質」「洗う方法」「使用濃度」の3つを先に決めます。材質を守るなら中性の酵素系、洗浄力を優先するならアルカリ性です。

医療用洗浄剤とは

医療用洗浄剤は、手術器具や内視鏡についた血液や体液の汚れ(タンパク質・脂質)を落とす洗浄剤です。医療器具用洗浄剤とも呼びます。汚れが残ると消毒や滅菌の効きが弱まるので、再生処理の最初の工程で使います。

比較ページには、日本法人のある会社が自社ブランドで案内する洗浄剤を、公式資料の液性・pH・酵素・使用濃度で並べています。器具を洗う装置と手指消毒剤は載せていません。

3つの種類

  • 中性の酵素系は、材質への影響が少ない洗浄剤です。例はパワークイック 酵素系浸漬洗浄剤、トップザイムD-300、ネオアルベストME、LD-1、Getinge Clean 酵素洗浄剤、ギガザイムです。
  • 弱アルカリ性の酵素系は、酵素に弱いアルカリの力を足した洗浄剤です。例はトップザイムJA-600、Getinge Clean ユニバーサル洗浄剤です。
  • アルカリ性は、洗浄性に優れ、温度が高いほどよく落ちる洗浄剤です。例はパワークイック ジェット洗浄機用洗浄剤、ネオアルベストWA-Ⅱです。

液性とpHの見方

pHを公式に書いている製品は多くありません。比べるなら、次の数字を使います。

  • トップザイムD-300のpHは、原液で7.8、0.5%で7.7です。
  • LD-1のpHは、7.5です。
  • ギガザイムのpHは、濃縮液で約7です。
  • トップザイムJA-600のpHは、原液で9.1、0.5%で9.4です。

酵素系は40〜50℃で使うと酵素が活性化して、洗浄効果が高くなります。アルカリ性は金属への腐食性があるので、使える材質を公式の資料で確かめます。

洗い方で選ぶ

  • 浸漬と用手で洗うなら、泡立ちのよいパワークイック 酵素系浸漬洗浄剤やネオアルベストMEです。
  • 1本でまとめたいなら、ジェット式、超音波、用手、浸漬に使えるトップザイムD-300やトップザイムJA-600です。
  • ウォッシャーディスインフェクタなら、ネオアルベストWA-ⅡやGetinge Clean ユニバーサル洗浄剤です。
  • 内視鏡の用手洗浄なら、ギガザイムです。

洗浄機や内視鏡には、それぞれのメーカーの指定があります。先に取扱説明書を見ます。

使用濃度と値段

使用濃度は製品ごとに違います。LD-1は水10Lに原液75mL、ネオアルベストWA-Ⅱはふだん0.5%、ギガザイムは通常0.5〜1%です。

値段を公式に出しているのはサラヤです。パワークイック 酵素系浸漬洗浄剤は4Lで12,550円、ジェット洗浄機用洗浄剤は4Lで11,160円(どちらも税別)⁠で⁠す⁠。ほかの会社は販売店に問い合わせます。

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