口コミを書く
GUIDE / VALVE-ACTUATOR

バルブアクチュエータとは?空気圧式・電動式(パートターン・マルチターン)⁠・油圧式の違いと、出力トルク・電源・保護構造の選び方

ボール弁・バタフライ弁・仕切弁を自動で動かすバルブアクチュエータの4つの種類、単作動と複作動の違い、パートターンとマルチターンの使い分け、停電や空気が切れたときの弁の動き、出力トルク・電源・保護構造の見方を、メーカーの公式資料をもとにまとめました。

2026年11月2日更新

この記事の答え

バルブアクチュエータは、弁に付けて、空気・電気・油の力で弁を開け閉めする駆動装置です。弁の操作器・駆動部とも呼びます。動かす力で、空気圧式・電動式・油圧式に分かれ、電動式は90°だけ回すパートターンと、何回転もさせるマルチターンに分かれます。選ぶときは「弁の形と要るトルク」「停電・空気切れの時の動き」「電源と制御の信号」の3つを先に決めます。

バルブアクチュエータとは

バルブアクチュエータは、弁の軸に付けて弁を回し、開け閉めや開度の調節をする駆動装置です。盤や調節計からの信号で、離れた所から弁を動かします。プラント・上下水道・ビル設備の配管で使います。

比較ページには、日本の会社が自社で作るバルブアクチュエータを、各社の代表のシリーズの単位で載せています。弁と一体で売る電動弁、装置の部品を回すロータリーアクチュエータ、代理店が売る他社製品は載せていません。

4つの種類

  • 空気圧式:圧縮空気でピストンを押して回します。例は巴バルブのNEW T-DYNAMOとTG-S、日阪製作所のTシリーズです
  • 電動式(パートターン):モーターで弁の軸を90°だけ回します。例は西部電機のSRJと、エムジーのサーボトップ2 PRPです
  • 電動式(マルチターン):出力軸を何回転もさせて、仕切弁やゲートの弁棒を上げ下げします。例は西部電機のLTKDと、日本ギア工業のAEシリーズです
  • 油圧式:作動油の圧力で回します。例は日阪製作所のHCシリーズと、岡谷精立工業の電油操作器HOPです

単作動と複作動の違い

  • 複作動は、開ける側も閉める側も空気で動かします
  • 単作動は、片側を空気、戻りをばねで動かします。空気が切れると、ばねの力で弁が決めた側に戻ります
  • 巴バルブのNEW T-DYNAMOは両方をそろえ、複作動の出力は35〜750N・mです
  • 巴バルブのTG-Sは単作動だけの型で、出力は260〜3,250N・mです

パートターンとマルチターンの使い分け

  • パートターンは、ボール弁・バタフライ弁のように90°で全開と全閉が切り替わる弁に付けます
  • マルチターンは、仕切弁や水門のゲートのように弁棒を上げ下げする弁に付けます
  • 日本ギア工業のAEシリーズのようなマルチターンは、補助減速機と組み合わせれば90°回転の弁にも使えます

停電・空気が切れたときの動き

  • 単作動の空気圧式は、空気が切れるとばねの力で弁が戻ります
  • 電動式は、停電するとモーターが止まり、弁はその開度のままです
  • 閉めておきたい弁は、ばね戻りの単作動にするか、停電時の動きを決めた電動式にします

出力トルクと電源

  • 西部電機のLTKDは、最大12,000N・mの型まであります
  • 日本ギア工業のAEシリーズは、許容トルクが60〜2,700N・mです
  • 岡谷精立工業のHOPは、小形機で125〜2,142N・mです
  • 西部電機のSRJの電源は、単相100Vから三相440Vまで選べます
  • 開度を合わせる型は4〜20mAの信号を受けます。エムジーのPRPと日本ギア工業のAEがそうです

保護構造

  • 西部電機のSRJは、水に沈めても動くIP68です
  • 日本ギア工業のAEシリーズは、IP68(10m・72h)⁠で⁠⁠⁠⁠す
  • エムジーのPRPは、IP66です
  • 日阪製作所のTシリーズは、屋外防滴構造です
比較記事にしてほしい製品の依頼はこちら👉