口コミを書く 製品を比べる種類から探す・⁠⁠⁠⁠⁠⁠無料
GUIDE / AIR-PUMP

エアーポンプとは?浄化槽・装置用の種類と、吐出流量・圧力・消費電力・騒音の選び方

浄化槽のばっ気や装置への低圧送気に使うエアーポンプを、電磁式・リニア式・小型ダイヤフラム式に分け、定格流量と最大流量、常用圧力、消費電力、騒音、口径、交換部品の違いから選ぶ方法をまとめました。

2026年10月28日更新

この記事の答え

エアーポンプは、膜やピストンを動かして浄化槽や装置へ空気を送る小型ポンプです。先に、必要な圧力と、その圧力での流量を決めます。浄化槽用の定格風量と装置組込み用の最大風量は条件が違います。交換では、電源・配管口径・吐出口の数・修理部品の型式まで合わせます。

エアーポンプとは

エアーポンプは、ダイヤフラムと呼ぶ膜やピストンを往復させて空気を送り出す機器です。浄化槽用はエアポンプ・浄化槽ブロワとも呼び、装置用は分析機器や洗浄機などの送気源として使います。

比較ページでは、日本法人のあるメーカーが自社・自社グループで作る現行品を型式ごとに載せています。自転車の空気入れ、水槽専用の民生品、大型ブロワ、高圧の圧縮空気設備、液体を送るポンプは対象外です。

方式の違い

  • 電磁振動式は、電磁石でダイヤフラムを動かして送気します。テクノ高槻のXP、安永エアポンプのAP、大晃機械工業のTIP、フジクリーンのEcoMacがこの区分です。浄化槽のばっ気や工業機器の送気に使います
  • リニア駆動ピストン式は、リニアモーターでピストンを往復させます。日東工器のLA-80Eは無給油で、防音・防雨ケースを備えます
  • モータ駆動の小型ダイヤフラム式は、分析・医療・産業装置に組み込みます。イワキのAPN、KNFのNMP05、マブチモーターオーケンのローリングポンプがこの区分です

方式の根拠は、大晃機械工業の現行製品、日東工器のLA-80E、オーケンの機構説明⁠によります。

流量は圧力と一緒に読む

流量が大きいだけでは選べません。配管や散気装置の抵抗に合わせて、必要圧力で何L/min送れるかを見ます。

  • 大晃のTIP-60Fは、定格15kPaで60L/minです。使用圧力範囲は10〜20kPaです
  • テクノ高槻のXP-80は、定格14.7kPaで80L/minです
  • イワキのAPN-085は、最大風量が50Hzで5L/min、60Hzで6L/minです。最高吐出圧力の0.08MPaと最大風量は、同時に得られる値ではありません
  • KNFのNMP05KPDC-Bは、DC6V仕様で大気圧時0.4L/minです。浄化槽用の圧力をかけた状態の風量とは区別します

常用・定格圧力と、最高圧力も分けます。最高圧力まで連続して使えるとは限りません。性能曲線と取扱説明書を確認し、使用範囲が分からないときは必要圧力・流量・運転時間をメーカーへ伝えます。

出典は各製品の公式資料と、イワキAPN-ACカタログ、KNF NMP05データシートです。

消費電力と電気代

  • テクノ高槻のXP-80は、50Hzで51W、60Hzで58Wです。使う地域の周波数の値で比べます
  • 安永エアポンプのAP-80Gは、常用14.7kPaで入力51Wです
  • フジクリーンのEcoMac80は、常用15kPaで49Wです。公式ページは風量・消費電力を常用圧力・定格電圧時の特性値として案内しています

電気代は、消費電力をkWに直し、運転時間と契約単価を掛けて計算します。圧力条件や流量が違う機種を、Wの大小だけで入れ替えないでください。

出典はテクノ高槻のXP仕様、安永のAP仕様、フジクリーンのEcoMac仕様です。

騒音は測った条件まで見る

  • 大晃のTIP-60Fは、距離1mで33dB(A)です。定格吐出圧力時、暗騒音25dB以下の自社測定室の条件です
  • 安永のAP-60Gは、距離1mで37dBです。距離が同じでも、負荷や測定環境まで同一とは限りません
  • 日東工器のLA-80Eは、防音・防雨ケース付きです。取得した公式製品ページには騒音の数値がなく、比較表も空欄にしています

本体からの音だけでなく、配管や取付面に振動が伝わる経路も確認します。フジクリーンは、ポンプの脈動が浄化槽の振動と騒音につながることを説明しています。

接続と交換部品

  • 安永のAP-60Gは、吐出口の外径18mm、接続配管はVP13です。大晃のTIP-60Fは外径19mm、VP-13の記載です。ホース口の外径と配管の呼び径を混同せず、接続ホース・バンドまで合わせます
  • 日東工器のLA-80Eは、樹脂ケースの絶縁構造によりアース配線が不要です。テクノ高槻のXP-60・80も二重絶縁です。装置組込み用の露出したポンプまで同じ扱いにしません
  • 大晃のTIP-60・80は販売終了品です。現行のTIP-60F・80Fは、ダイアフラムセットの適合が旧型と違います。部品注文では末尾のFまで確認します
  • EcoMac60・80にはダイアフラム破損時の自動停止、XP-60・80には部品消耗を検知する保護スイッチがあります。全機種共通の交換年数を決めず、点検と指定部品での修理を続けます

価格と見積もり

掲載型式の数値の公開価格は確認できませんでした。EcoMacはオープン価格です。本体だけの購入か、撤去・接続・試運転まで依頼するかを分け、必要圧力・流量・電源・配管・運転時間を伝えて見積もりを取ります。

大流量の送風設備はブロワ比較、高圧の圧縮空気設備はコンプレッサー比較⁠で確認してください。

比較記事にしてほしい製品の依頼はこちら👉