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GUIDE / AIR-MOTOR

エアモーターとは?ベーン式とピストン式の種類と違い、回転数・トルク・空気消費量の選び方

圧縮空気で軸を回すエアモーターの2つの方式(ベーン式・ピストン式)の違い、回転数とトルクの関係、空気消費量の考え方、撹拌機・スピンドル・防爆の現場での選び方を、メーカーの公式資料からまとめました。

2026年11月4日更新

この記事の答え

エアモーターは、圧縮空気で軸を回し、機械を動かすモーターです。エアーモータ・空気圧モーターとも呼びます。方式はベーン式とピストン式に分かれます。ベーン式は小さく速く回り、ピストン式は減速機なしで低い回転を安定して出せます。選ぶときは、欲しい回転数とトルク、使える空気の量、防爆の要否を先に決めます。

エアモーターとは

エアモーターは、圧縮空気の力で軸を回し、撹拌機や工作機械のスピンドル、機械の駆動に使うモーターです。電気を使わずに回るので、圧縮空気の配管があれば動きます。止まるまで負荷をかけても壊れず、無負荷回転速度から停止まで回せます。

比較ページには、日本の会社が自社で作るか自社ブランドとして売るエアモーターを、各社の代表の型式の単位で載せています。手持ちのエア工具、撹拌機の本体、油圧モーター、代理店が売る他社製品は載せていません。

2つの方式

  • ベーン式は、偏心したロータに差した羽根(ベーン)に空気の圧力を受けて回ります。例は不二空機の F-6SM-2.5、アトラスコプコの LZB、ナカニシの AM-3020R ⁠⁠です
  • ピストン式は、空気でピストンを動かし、その動きを回転に変えます。例はアネスト岩田の AM-6B と、アトラスコプコの PZB ⁠⁠⁠です
  • アネスト岩田は、ラジアルピストン式をベーン式と比べて、減速機なしで低速で回せて、回転数の変動が少なく、空気消費量を大きく減らせると案内しています

回転数とトルクの関係

  • エアモーターは、回転が下がるほどトルクが上がり、無負荷回転速度の50%前後で最大出力になります
  • 止まる時のストールトルクは、最大出力時のトルクのおよそ2倍です。最大出力時が10Nmなら、約20Nmです
  • 不二空機の F-6SM-2.5 は、無負荷300rpmで、ストールトルクは28.4Nmです
  • 日本ニューマチック工業の CM-14020C は、無負荷200min-1で、最大トルクは160N・mです

空気消費量

  • 空気消費量は、回転速度が上がるほど増え、無負荷回転速度で最大になります
  • 止まっていても空気は使います。長く止めるときは元の空気を切ります
  • 不二空機の F-6SM-2.5 は負荷時5.7L/s、ナカニシの AM-3020R は180NL/min、日本ニューマチック工業の CM-14020C は1.4m³/minです

使う場所で選ぶ

  • 塗料の撹拌機なら、アネスト岩田の AM-6B のように撹拌機に載せるラジアルピストン式があります。トルクは0.48N・mです
  • 防爆の現場なら、認証を型ごとに確かめます。アトラスコプコの PZB は ATEX 認証を取得していて、潤滑油を使わずに回ります
  • 工作機械のスピンドルなら、ナカニシの AM-3020R は0.5MPaで19,000min-1、最大出力は130Wです

値段

  • 値段を公式に出している製品はありませんでした。型式と使う空気圧、欲しい回転数とトルクを伝えて見積もりを取ります
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