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GUIDE / SAIBAI-SYSTEM

栽培システム(養液栽培・植物工場)⁠と⁠は⁠?高設栽培・ロックウール・ヤシガラ・水耕・人工光型の違いと、作物・培地・価格の選び方

土を使わず培養液で作物を育てる栽培システムの4つの方式(イチゴの高設栽培、ロックウール・ヤシガラの固形培地耕、湛液型の水耕、LEDの植物工場)、吊り下げ式と自立式の違い、培地の交換、水の使用量、大きさと値段を、メーカーの公式資料をもとにまとめました。

2026年11月2日更新

この記事の答え

栽培システムは、土を使わず、肥料を溶かした培養液で野菜・果物・花を育てる設備です。養液栽培システムとも呼びます。根の置き方と育てる場所で、イチゴの高設栽培・果菜のロックウールやヤシガラの固形培地耕・槽に根をひたす水耕・LEDの植物工場に分かれます。選ぶときは「何を育てるか」「ハウスか建物の中か」「培地を何にするか」の3つを先に決めます。

栽培システムとは

栽培システムは、栽培ベッドや槽で作物を地面から切り離し、肥料分の入った培養液を与えて育てる設備です。土作りや除草の手間が減り、給液を自動にでき、土の病気や連作障害を避けられます。

比較ページには、日本の会社が自社で作るか自社ブランドで出す栽培システムを、各社の代表の製品の単位で載せています。ビニールハウス本体、かん水の制御盤だけの品、培地・肥料・LED照明だけの品は載せていません。

4つの方式

  • 高設栽培は、ベッドを腰の高さに上げてイチゴを育てます。例は誠和の新イチゴ養液栽培システムと、渡辺パイプのガイアイチゴKハンギングです
  • 固形培地耕は、ロックウールやヤシガラの培地で果菜や花を育てます。例は誠和のSHガターDuoと、トヨタネのココバッグ栽培システムです
  • 水耕は、槽にためた培養液に根をひたして葉物を育てます。例は協和のハイポニカ葉菜プラントとFRESH-PONICA、渡辺パイプのガイアリーフです
  • 人工光型は、建物やコンテナの中でLEDの光で育てます。例はエスペックミックのコンテナ式植物工場TAF、キーストーンテクノロジーのAGRI-Oh!Ⅳ、プランテックスのCulture Machine Type Mです

高設栽培の吊り下げ式と自立式

  • 吊り下げ式は、ハウスの上からベッドを吊るので、ベンチの脚が無く、床の掃除や防除がしやすくなります
  • 誠和の新イチゴ養液栽培システムは、吊り下げなら支持の間隔が最大4mで、ベッドは50mまで延ばせます
  • 自立式は地面に支柱を立てるので、ハウスに重さがかかりません。渡辺パイプのガイアトマトKは、自立のベンチでベッド長50mまで付けられます
  • トヨタネの解説では、高設栽培は果実が宙に浮くので、果実温が上がりにくくなります

培地の違いと交換

  • ロックウールは岩石を溶かして繊維にした人工の培地、ヤシガラ(ココピート)はヤシの殻を砕いた有機の培地です
  • 渡辺パイプのガイアトマトKは、ロックウールとココピートから選べます
  • 渡辺パイプのガイアイチゴKハンギングは、ヤシガラ培地の交換が5〜6年です
  • トヨタネのココバッグは、土の病気が入っても袋ごと替えて広がりを抑えます

水耕と植物工場

  • 協和のハイポニカは、1,000m²当たり10tのタンクを地下に埋め、液温が急に変わりにくくしています。協和の解説では、露地に比べて水の使用量を50%以下に抑えられます
  • 渡辺パイプのガイアリーフは、浮きボードのベッドが1つずつ分かれていて、栽培パネルは48・64・120穴から選べます
  • キーストーンテクノロジーのAGRI-Oh!Ⅳは、奥行800mm・幅2000mm・高さ2100mmの4段式で、電力は1ユニットあたり1〜1.5kWh程度です
  • エスペックミックのコンテナ式植物工場TAFは、12ft・20ft・40ftのコンテナに設備をまとめ、室内温度は18〜25℃です

値段

  • 値段を公式に出しているのは協和のFRESH-PONICA H-6-50Yで、107,800円(税込)⁠で⁠す⁠。工事代と運送費は別です
  • ハウスに入れる高設栽培・固形培地耕・水耕のプラントと植物工場は、広さや設計で変わるので、各社の見積もりです
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