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GUIDE / JIDOU-KANSUI

自動潅水装置とは?ハウス・露地で使う自動潅水装置(かん水コントローラー)の種類(日射比例・センサー連動・給液ユニット・ソーラー)と選び方

ハウスや露地・果樹園の水やりを自動にする自動潅水装置(かん水コントローラー)の4つの種類、日射比例とタイマーの違い、系統数・液肥混入・遠隔操作・電源の見方を、メーカーの公式資料をもとにまとめました。

2026年11月2日更新

この記事の答え

自動潅水装置は、ハウスや畑の水やりを、時刻や日射量、土の水分に合わせて自動で行う装置です。かん水コントローラー・潅水制御盤とも呼びます。何に合わせて水を出すかで、日射比例・センサー連動・給液ユニット・ソーラーの4つに分かれます。選ぶときは「何に合わせて出すか」「何系統に分けるか」「液肥を混ぜるか」の3つを先に決めます。

自動潅水装置とは

自動潅水装置は、ハウスや畑の水やりを、決めた時刻や日射量、土の水分、植物の重さなどに合わせて自動で行う装置です。制御盤が電磁弁やポンプを動かし、区画(系統)ごとに水を出します。液肥混入器や給液ユニットと組めば、水と液肥をまとめて送れます。

比較ページには、日本の会社が自社で作る、または日本法人が自社グループの製品として案内する自動潅水装置を、代表の型の単位で載せています。

4つの種類

  • 日射比例型(制御盤):日射量に合わせて、晴れた日は回数を増やし、曇りの日は減らします。例はニッポーの潅水NAVI、ジョイ・ワールド・パシフィックのあぐりウォーター、ルートレック・ネットワークスのゼロアグリLiteです
  • センサー連動型:土の水分、植物の重さ、蒸散量を見て水を出します。例はルートレック・ネットワークスのゼロアグリ、山本電機のうるおい力持ちとうるおい いーらです
  • 給液ユニット型:液肥を混ぜる仕組みとポンプを組み合わせ、水と液肥をまとめて送ります。例は誠和のたくみくんNXとかけるくん、ネタフィムのNetaFlex 5GとFertiKit 5Gです
  • ソーラー型:太陽電池で水中ポンプを動かします。電気の引き込み工事をしなくて済みます。例はプティオのソーラーパルサーEです

タイマー潅水と日射比例の違い

  • タイマー潅水は、決めた時刻に決めた量を出します。天気が変わっても量は変わりません
  • 日射比例は、その日の日射量で回数や量を変えます。作物の蒸散量は日射量に比例することが多いので、過不足を抑えられます
  • ニッポーの潅水NAVIは、栽培時期に合わせてタイマ潅水に切り替えられます。朝1回目の潅水を日の出の時刻に合わせることもできます
  • ゼロアグリLiteは、センサーを置かずに天気予報の日射量で潅水量を変えます

系統数

  • ニッポーの潅水NAVIは、8系統を最大4グループに分けられます
  • ジョイ・ワールド・パシフィックのあぐりウォーターは8系統で、増設盤で最大16系統まで増やせます
  • 誠和のたくみくんNXは最大8系統、ゼロアグリは最大6系統、誠和のかけるくんは最大4系統です

液肥混入

  • ニッポーの潅水NAVIは、液肥ポンプを制御して2液まで混ぜられます
  • あぐりウォーターは、電磁定量ポンプで濃度を0〜9999倍の間で決められます
  • 誠和の給液ユニットは、液肥を連続で薄めて送ります。原水をためて混ぜる待ち時間がありません
  • ネタフィムのNetaFlex 5GとFertiKit 5Gは、液肥を最大6チャンネル扱えます

遠隔操作と電源

  • ゼロアグリとあぐりウォーターは、LTEでクラウドにつなぎ、スマホから設定を変えられます。ゼロアグリは、クラウド利用料が年12万円(税抜)かかります
  • 潅水NAVIは、クラウドにつなぐ通信ボックスが別売です
  • 山本電機のうるおい いーらはWi-Fiで遠隔操作できます。うるおい力持ちは、固定IPの通信契約を自分で結んで遠隔監視します
  • 電源は、ゼロアグリがAC100V、あぐりウォーターが単相100Vか200V、たくみくんNXが三相200Vです
  • 電源の無い所では、太陽電池で動くプティオのソーラーパルサーEが使えます。最大5アールの溶液土耕栽培向けです

値段と税制

  • 今回載せた製品は、どれも本体の値段を公式に出していません。配管やポンプの工事を含めて見積もりで決まります
  • あぐりウォーターは、みどり投資促進税制の対象機械に認定されています。特別償却が使える制度です
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