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GUIDE / ZCT

零相変流器(ZCT)⁠と⁠は⁠?貫通形・分割形・一次導体付きの違いと、窓径・定格電流・価格の選び方

漏電リレー・地絡継電器・絶縁監視装置と組み合わせる零相変流器(ZCT)の3つの形、低圧用と高圧用の違い、窓径と定格電流の決め方、付けるときの注意、公開されている価格をまとめました。

2026年11月1日更新

この記事の答え

零相変流器(ZCT)は、地絡や漏電で流れる電流を、電線をまとめて通して取り出すセンサーです。電線の通し方で、窓に通す貫通形、ケーブルを外さずに挟む分割形、銅帯の導体が付いた一次導体付きの3つに分かれます。選ぶときは「組み合わせる機器」「低圧か高圧か」「窓径と定格電流」の3つを先に決めます。

零相変流器(ZCT)⁠と⁠⁠⁠⁠は

零相変流器は、漏電リレー・地絡継電器・絶縁監視装置・漏電火災警報器と組み合わせて使うセンサーです。全ての一次側の電線をまとめて窓に通すと、ふだんは各相の電流が打ち消し合い、地絡や漏電で漏れた分だけが二次側に出ます。継電器はこの出力を見て、回路を切ったり警報を出したりします。

比較ページには、日本の会社が自社で作る零相変流器を、各社の代表の型の単位で載せています。計器用変流器(CT)、漏電遮断器や開閉器に組み込まれたZCT、商社が売る製品は載せていません。

3つの形

  • 貫通形は、窓に電線を通す形です。例は光商工の高圧用 M64、日立産機システムの ZR-65、河村電器産業の ZCT 1N、マルチ計測器の ZCT-150T ⁠⁠です
  • 分割形は、鉄心が開いて今あるケーブルを挟める形です。例は三菱電機の BZ-120SC と CZ-30S、河村電器産業の ZCT 2B、マルチ計測器と渡辺電機工業の ZCT-22 ⁠⁠です
  • 一次導体付きは、銅帯の導体を母線のあいだにつなぐ形です。例は光商工の ZC3-6 ⁠⁠です

低圧用と高圧用

  • 光商工の ZCT の最高電路電圧は、低圧用が AC600V、高圧用が AC6900V ⁠⁠⁠です
  • 高圧用の M64 は、高圧受電用地絡継電装置の規格 JIS C 4601 に沿っています
  • 低圧用は、漏電継電器の規格 JIS C 8374 に沿います
  • 光商工の高圧用の過電流強度は、定格一次電流の40倍1秒間です

窓径と定格電流の決め方

  • 貫通形は、定格電流を超えない範囲で、通せる電線の太さで選びます
  • 光商工のカタログには、IV電線38mm²を3本通すなら、仕上がり外径11.5mm×2.16=24.84mmなので、内径30mmの型を選ぶ例が載っています
  • 一次導体付きは、定格電流で選びます。光商工の ZC3-6 は600Aで、ZCシリーズは3000Aまであります
  • 大きい窓なら、三菱電機の BZ-120SC は窓径120mmで、定格一次電流は1000Aです

組み合わせる機器を先に決める

  • 三菱電機の CZ-30S は、自社の漏電計測・監視機器と組み合わせて漏れ電流を測ります
  • 日立産機システムの ZR-65 は、低圧絶縁監視システム i-moni 用です
  • 河村電器産業の ZCT 2B と ZCT 1N は、漏電火災警報器の受信機と組み合わせます
  • マルチ計測器の ZCT-22 は、1mAから100Aまでの漏れ電流を測れます

付けるときの注意

  • 日立産機システムの案内では、大電流の母線から20cm以上離して付けます
  • 二次側の配線は20m以下にします
  • 分割形は外の磁界の影響を受けやすいので、付ける場所に気をつけます
  • 貫通する電線の直線部分を長くとり、締め付けバンドで止めます

値段

  • 値段を公式に出しているのは河村電器産業で、ZCT 1N は8,690円、ZCT 2B は54,300円です(標準価格・税抜)
  • ほかの会社は値段を出していないので、見積りで確かめます
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