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GUIDE / WATCHDOG-TIMER-⁠IC

ウォッチドッグタイマICとは?タイムアウト型・ウィンドウ型の違いと、監視時間・電源電圧・消費電流の選び方

マイコンやFPGAの暴走を見張ってリセットをかけるウォッチドッグタイマICの種類(タイムアウト型・ウィンドウ型・システム電源型)、マイコン内蔵のウォッチドッグとの違い、監視時間と電源電圧・消費電流の見方を、メーカーの公式資料からまとめました。

2026年11月2日更新

この記事の答え

ウォッチドッグタイマICは、マイコンからの信号が途切れたらリセットをかけて立て直す半導体です。見張り方で、タイムアウト型とウィンドウ型に分かれ、LDOまで1個にしたシステム電源型もあります。選ぶときは「見張り方」「監視時間」「電源電圧」の3つを先に決めると、型番が絞れます。

ウォッチドッグタイマICとは

ウォッチドッグタイマICは、マイコンが決まった周期で出すパルスを見張り、パルスが途切れたらリセットをかけるICです。プログラムが暴走したり止まったりしても、人が電源を入れ直さずに立て直せます。マイコンの中にもウォッチドッグはありますが、外に別のICを置けば、マイコンの時計ごと止まったときも働きます。

比較ページには、日本のメーカーと日本法人を持つ海外メーカーのウォッチドッグタイマICを、代表の型番の単位で載せています。マイコン内蔵のウォッチドッグ、ウォッチドッグを持たない電圧検出器だけの品、販売終了品は除いています。

3つの種類

  • タイムアウト型は、決まった時間内にパルスが来なければリセットをかけます。TIのTPS3823、日清紡マイクロデバイスのR5108、ロームのBD37B41FVM-C、ルネサスのISL88705がこの型です
  • ウィンドウ型は、パルスが早すぎるときも異常とみなします。TIのTPS3430と、エイブリックのS-1410がこの型です。S-1410はタイムアウトモードにも切り換えられます
  • システム電源型は、LDOと電圧検出とウォッチドッグを1個にまとめた品です。日清紡マイクロデバイスのR5115がこの型で、ウォッチドッグはウィンドウ型です

監視時間の決め方

  • 監視時間は、マイコンがパルスを出す周期より長くとります
  • TPS3823とISL88705は1.6sで固定なので、外付けの部品が要りません
  • R5108はCTW端子のコンデンサで決まり、0.1µFで310msです
  • S-1410は、Cwdtが470pFのとき24.6msです
  • BD37B41FVM-Cも、外付けのコンデンサで監視時間とリセット遅延を調整します

電源電圧と消費電流で選ぶ

  • 5V以下のマイコン電源につなぐなら、TPS3430は1.6〜6.5V、S-1410は0.9〜6.0Vで動きます
  • 高い電源電圧に直接つなぐなら、BD37B41FVM-Cは2〜20V、R5115は入力3.5〜42Vです
  • 電池で動く機器なら、消費電流はS-1410が3.8µA、BD37B41FVM-Cが4.5µAです。R5115はスタンバイ時0.2µAまで下がります

リセット出力の形

  • オープンドレインは外付けの抵抗で引き上げるので、マイコンと電源電圧が違っても合わせやすい出力です。TPS3430とBD37B41FVM-Cがこの形です
  • TPS3823はプッシュプルで、引き上げの抵抗が要りません
  • ISL88705は、LowとHighの2本のリセットを出します

車載で使うとき

  • AEC-Q100の対応を型番で確かめます。BD37B41FVM-CはGrade 1に準拠しています
  • R5108とR5115は、民生・産業・車載の区分を分けてデータシートを出しています
  • マイコンがスリープする間にリセットがかからないよう、R5108のINH端子のような止める仕組みがあるかも見ておきます

価格と手配

  • この比較の製品は、どれもメーカーの公式ページに価格がありません
  • 検出電圧・パッケージ・温度等級をそろえて、ネット商社か代理店で見積もりを取ります
  • メーカーの供給状況で、新規設計非推奨や販売終了になっていないかも見ておきます
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