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GUIDE / SWITCHING-HUB

スイッチングハブとは?ルーター・ハブとの違いと、業務用の種類と選び方

事務所・工場・設備で使う業務用のスイッチングハブの仕組み、ルーターやリピーターハブとの違い、使い方とつなぎ方、非管理型・管理型(L2スイッチ)・PoE給電・産業用(DINレール)の違い、ポート数・動作温度・給電・保証の見方を、メーカーの公式資料をもとにまとめました。

2026年10月23日更新

この記事の答え

スイッチングハブは、LANのポートを増やし、届いたデータを宛先の機器のポートにだけ送るネットワーク機器です。選ぶときは「設定が要るか(非管理型か管理型か)⁠」「LANケーブルで給電するか(PoE)⁠」「置く場所の温度と取り付け方(事務所か制御盤か)」の3つを先に決めます。

スイッチングハブとは

スイッチングハブは、ネットワークスイッチ・LANスイッチ・HUBとも呼ばれる機器です。つないだ機器のMACアドレスを覚えて、データを宛先の機器のポートにだけ送ります。信号を全部のポートへ流すだけのリピーターハブは、今はスイッチングハブに置き換わっています。

比較ページには、事務所・工場・建設現場・設備で使う業務用・産業用のスイッチングハブを、8ポート前後の型に絞って載せています。家庭用だけの製品、L3のコアスイッチ、メディアコンバータやSFPなどの部品だけの製品、中古品、代理店が売る他社製品は載せていません。機器を入れる棚はサーバーラックの比較⁠、停電への備えはUPSの比較にあります。

ルーターとの違い

  • スイッチングハブは、LANのポートを増やす機器です。単体ではインターネットにつながりません
  • ルーターは、IPアドレスを割り当て、社内のネットワークとインターネットをつなぎます
  • ふつうは、ルーターのLANの口にスイッチングハブを1本つなぎ、残りの口にパソコンや複合機をつなぎます

使い方とつなぎ方

  • ルーターのLANの口と、スイッチングハブのどれか1つの口をLANケーブルでつなぎます
  • 口が足りなければ、もう1台を同じようにつなぎます(カスケード接続)
  • ケーブルを輪につなぐ(ループ)と⁠、ネットワーク全体が止まります。ループ検知の付いた型なら、輪になったポートを自分で止めます

4つの種類

非管理型(つなぐだけ)

  • 設定をせずに、ケーブルを差すだけで使います
  • 事務所の机や棚に置いて、パソコンや複合機の口を増やします
  • このページの例:パナソニックEWネットワークスのSwitch-S8iG、バッファローのBS-GU2108、APRESIA SystemsのApresiaLightGC108-SS、ネットギアのGS108、アイオーデータのBSH-XG08(全ポート10GBASE-⁠T)

管理型(L2スイッチ)

  • VLANでネットワークを分けたり、SNMPで状態を見たりできます
  • Webの画面やコマンドで設定します。事務所と工場の機器を分けたいときに使います
  • このページの例:パナソニックEWネットワークスのGA-EMi8T、ヤマハのSWX2310-10G、APRESIA SystemsのApresiaLightGS110GT-SS、バッファローのBS-GS2108

PoE給電

  • LANケーブルで、データといっしょに電気も送ります。監視カメラや無線LANのアクセスポイントに使います
  • 規格の最大は、PoE(IEEE802.3af)が15.4W、PoE+(IEEE802.3at)が30W、PoE++(IEEE802.3bt)が90Wです
  • 1ポートで出せる電力と、装置全体の合計の電力の両方を見ます
  • このページの例:ヤマハのSWX2110P-8G、アイオーデータのBSH-GP08MB、APRESIA SystemsのApresiaLightGC108-PoE、ネットギアのGS108PP、平河ヒューテックのHS-610MC-⁠PW

産業用(盤内・DINレール)

  • 制御盤の中のDINレールに付け、DCの電源で動かします
  • 暑さ寒さや振動、ノイズに強く作ってあり、電源を2系統つなげる型が多くなっています
  • このページの例:コンテックのSH-9008FTとSH-9008AT-POE2、フエニックス・コンタクトのFL SWITCH 1108N、大電のDN5410E-DC12V、アドバンテックのEKI-5728I

選ぶときに見るところ

ポートの数と速さ

  • つなぐ機器の台数に、増えるぶんの余裕を足して決めます
  • 速さは1G(1000BASE-T)が基本です。10G対応のNASやサーバーには、10GBASE-Tの型を使います
  • 離れた建物やノイズの多い所へは、光のケーブル(SFP)でつなげる型を選びます

置く場所の温度

  • 事務所向けの型は、動作温度が0〜40℃や0〜50℃のものが多くなっています
  • 天井裏や倉庫のように熱がこもる所には、50℃や60℃まで動く型を選びます
  • 制御盤の中や屋外の盤には、-40〜70℃前後で使える産業用を選びます

電源と取り付け

  • 事務所向けは、電源を内蔵した型とACアダプターの型があります
  • 産業用は、DC24Vなど制御機器と同じ電源から取れる型が多くなっています
  • 取り付けは、マグネット・壁・19インチラック・DINレールから選びます

保証

  • 寿命の年数は各社とも書いていないので、保証の長さで比べます
  • このページでは、アイオーデータのBSH-GP08MBが標準で6年、APRESIA Systemsの製品が出荷日から5年、バッファローの法人向けがWebで登録すると最長5年です

値段の比べ方

値段を出している製品は、同じ種類の8ポートどうしで比べています。非管理型はネットギアのGS108が7,182円(税込)、パナソニックEWネットワークスのSwitch-S8iGが38,100円(税抜)、管理型はAPRESIA SystemsのApresiaLightGS110GT-SSが25,700円(税別)、パナソニックEWネットワークスのGA-EMi8Tが133,000円(税抜)⁠で⁠す⁠。産業用は値段を出していない製品が多いので、型式と台数を伝えて見積もりを取ります。

出典

  • コンテック「産業用スイッチングハブ⁠の選び方」「産業用PoE対応スイッチングハブとは」(2026年10月23日確認)
  • 各メーカーの製品ページ・仕様・データシート(2026年10月23日確認)
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