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GUIDE / SUPERCAPACITOR

電気二重層キャパシタとは?EDLC・スーパーキャパシタの種類と、静電容量・内部抵抗・寿命の選び方

停電時のバックアップや回生エネルギーの蓄電に使う電気二重層キャパシタ(EDLC)の4つの種類、リチウムイオンキャパシタとの違い、静電容量・内部抵抗・使用温度・寿命の見方を、メーカーの公式資料をもとにまとめました。

2026年10月29日更新

この記事の答え

電気二重層キャパシタは、電気をすばやくためて出す、コンデンサの仲間の蓄電部品です。EDLC・スーパーキャパシタとも呼びます。大きさと組み方で、コイン形・チップ形の小形、巻回形のセル、セルを組んだモジュールに分かれ、負極にリチウムイオンを使うリチウムイオンキャパシタもあります。選ぶときは、静電容量と定格電圧、内部抵抗、使用温度、寿命の順に見ます。

電気二重層キャパシタとは

電気二重層キャパシタは、電極と電解液の境目に電気をためる蓄電部品です。日本ケミコンの解説では、コンデンサに分類される蓄電デバイスで、EDLCとも呼ばれます。電極には比表面積が大きい活性炭を使います。

静電容量は、1F以下の小型品から2000Fを超える大型品まであります。大型品は、電力の貯蔵と安定化、電力アシスト、バックアップ電源、エネルギー回生に使われています。

比較ページには、日本の会社が自社または自社グループで作る電気二重層キャパシタとリチウムイオンキャパシタを、型番の単位で載せています。代理店や商社が売る他社製品、販売終了品は載せていません。

4つの種類

  • 小形(コイン形・チップ形)は⁠、基板に載せて時計やメモリを停電の間だけ支えます。例はトーキンのFG0H104ZFと、セイコーインスツルのCPH3225Aです
  • 巻回形セルは、電極を巻き取って筒形の缶に入れたものです。例は日本ケミコンのDDKG2R7ELL500KM40Tと、京セラのSCCシリーズです
  • モジュールは、セルを直列にして電圧をそろえる回路まで載せたものです。例は日本ケミコンのMDKA150S8R3PE6111Aです
  • リチウムイオンキャパシタは、負極にリチウムイオンを使い、1セルで高い電圧までためられます。例は武蔵エナジーソリューションズのCPQ3300SDとMPA15G825N、ジェイテクトの高耐熱リチウムイオンキャパシタです

静電容量と定格電圧

  • トーキンのFG0H104ZFは、5.5Vで0.10Fです
  • 日本ケミコンのDDKG2R7ELL500KM40Tは、2.7Vで50Fです
  • 武蔵エナジーソリューションズのCPQ3300SDは、2.2〜3.8Vで3300Fです
  • 1セルの電圧は低いので、高い電圧で使うときはセルを直列にし、セルの電圧をそろえる回路を付けます

内部抵抗の見方

  • 内部抵抗が低いほど、大きな電流を出しても電圧が下がりにくくなります
  • 武蔵エナジーソリューションズのCPQ3300SDは0.7mΩで、最大1300Aを放電できます
  • 日本ケミコンのDDKG2R7ELL500KM40Tは14.8mΩ(Typ.)⁠で⁠⁠⁠⁠す
  • 小形のセイコーインスツルのCPH3225Aは160Ωで、小さな電流で長く支える使い方です

使用温度と寿命

  • 日本ケミコンの解説では、寿命は周囲の温度と使う電圧で大きく変わります。温度と電圧を低めに使えば長く持ちます
  • 日本ケミコンのDDKG2R7ELL500KM40Tは、65℃で2,000時間の耐久性を示しています
  • ジェイテクトの高耐熱リチウムイオンキャパシタは-40〜85℃で使え、85℃・3.8Vで1,000時間のフロート充電のあとも内部抵抗の増加は50%以下です
  • 京セラのSCCシリーズは、定格電圧で-40〜65℃、電圧を下げれば+85℃まで使えます

リチウムイオン電池との違い

  • ジェイテクトの解説では、リチウムイオンキャパシタはリチウムイオン電池に比べて寿命が長く、出せるパワーが大きく、発火リスクが低いとしています
  • 電池ほど長い時間は電気を出せません。数秒から数分をつなぐ用途に使い、長い停電には蓄電池を使います

値段

  • 載せた製品は、どれもメーカーの公式資料に値段が出ていません
  • 部品として代理店から買う形が多く、数量と納期を伝えて見積もりを取ります
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