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GUIDE / SPIRAL-TUBE

スパイラルチューブとは?工場・設備の配線を束ねて守るスパイラルチューブの種類(ポリエチレン・ナイロン・ふっ素樹脂)と⁠、サイズ・耐熱・巻き方の選び方

電線・ケーブル・ホースに巻き付けて束ねながらこすれから守るスパイラルチューブの3つの材質、束線範囲でのサイズの選び方、使用温度、屋外で使える耐候タイプ、巻き方、コルゲートチューブとの違い、値段を、メーカーの公式資料をもとにまとめました。

2026年10月28日更新

この記事の答え

スパイラルチューブは、電線やケーブルに巻き付けて、束ねながらこすれから守る、らせん状の樹脂のチューブです。スパイラルラップ・コイルチューブとも呼びます。材質で、柔らかく巻きやすいポリエチレン、こすれと熱に強いナイロン、高い温度と薬品に強いふっ素樹脂に分かれます。選ぶときは「まとめる束の太さ」「使う所の温度」「屋外か」の3つを先に決めます。

スパイラルチューブとは

スパイラルチューブは、樹脂の管にらせんの切れ目を入れたもので、電線・ケーブル・ホースの束にひねりながら巻き付けて使います。束ねるのと、電線のこすれを防ぐのを一度にできます。装置の可動部のケーブル、盤と盤の間の渡り線、油圧ホースの保護などに使います。

比較ページには、メーカーが自社で作るスパイラルチューブを、各社の代表の品番の単位で載せています。商社が売る他社製品、家庭用・パソコン周り用だけの製品は載せていません。

3つの材質

  • ポリエチレン:柔らかく巻きやすい標準品です。ヘラマンタイトンのTS-9、興和化成のKS-9、デンカエレクトロンのDP-9などがあります
  • ナイロン:ポリエチレンよりこすれと熱に強い材質です。興和化成のKNS-9、東方電材のN9×10.6、北川工業のSPN-15Lなどがあります
  • ふっ素樹脂:高い温度と薬品に強い材質です。ヘラマンタイトンのTS-9-FEP、デンカエレクトロンのDP-9T、パンドウイットのT25T-Lがあります

サイズは束線範囲で選ぶ

  • 内径ではなく、まとめる束の太さ(束線範囲)で選びます
  • デンカエレクトロンのDP-9は、10〜28mmの束をまとめます
  • 東方電材のKS9×12とN9×10.6は、9〜28mmの束をまとめます
  • パンドウイットのT38F-Cは、1つの品番で7.90〜76.20mmまで巻けます

使用温度

  • ポリエチレンは、ヘラマンタイトンのTS-9が+85℃まで、興和化成のKS-9が60℃まで、デンカエレクトロンのDP-9が50℃までです
  • ナイロンは、興和化成のKNS-9が80℃までです
  • ふっ素樹脂は、パンドウイットのT25T-Lが180℃まで、ヘラマンタイトンのTS-9-FEPが+200℃まで、デンカエレクトロンのDP-9Tが260℃までです

屋外と難燃

  • 屋外は、黒の耐候タイプを選びます。興和化成のKS・KNSのブラック、デンカエレクトロンのDP-B、東方電材の黒があります
  • 難燃が要るなら、デンカエレクトロンのDP-9T(UL94 V0相当)、北川工業のSPNの末尾がV0の型、芝軽粗材の6Ni-106U(ナイロン6の難燃タイプ)があります

巻き工具を使わない巻き方とコルゲートチューブとの違い

  • パンドウイットのコラムで案内している巻き方は、束ねたケーブルの外側にチューブをぐるぐると巻き付ける方法です。巻くと長さを食うので、長めに用意して余りをハサミで切ります
  • ほどけば外せるので、配線を変えるときも使い回せます。束の途中で1本だけ外へ出すこともできます
  • コルゲートチューブは端から通す筒で、すき間が無いぶん、ほこりや水を防げます。スパイラルチューブはすき間があるので、ほこりや水は防げません

値段

  • 値段を公式に出しているのはデンカエレクトロンです。ポリエチレンのDP-9は152円/m、フッ素のDP-9Tは3,105円/mです(どちらも定価・⁠⁠⁠税抜)
  • ほかの会社は、販売店で買うか、品番と長さを決めて見積もりを取ります
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