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GUIDE / SHIFT-REGISTER

シフトレジスタとは?マイコンのピンを増やすシフトレジスタICの種類(直列入力並列出力・並列入力直列出力)と、ビット数・電源電圧・出力電流の選び方

マイコンの出力ポートの拡張やスイッチ入力の読み込みに使うシフトレジスタICの2つの種類、74HC595と74HC164の違い、LEDを直接光らせる出力電流、3Vで使える電源電圧、カスケード接続と値段の確かめ方を、メーカーの公式資料をもとにまとめました。

2026年11月4日更新

この記事の答え

シフトレジスタは、データを1ビットずつ送って、直列と並列を入れ替える半導体です。シリアル・パラレル変換ICとも呼びます。データの向きで、出力を増やす直列入力並列出力と、入力をまとめる並列入力直列出力に分かれます。選ぶときは「出力か入力か」「ラッチが要るか」「何mA流すか」の3つを先に決めます。

シフトレジスタとは

シフトレジスタは、クロックに合わせてデータを1ビットずつ送り、直列のデータを並列に、並列のデータを直列に変えるロジックICです。マイコンのピンが足りないとき、少ない線で8本の出力や入力を扱うのに使います。

比較ページには、日本のメーカーと、日本法人を持つ海外メーカーが自社で作るシフトレジスタを、代表の型番の単位で載せています。LEDドライバIC、マイコン、販売終了品、商社が売る他社製品は載せていません。

2つの種類

  • 直列入力並列出力(ラッチ付き)は、マイコンから送った直列データを並列の出力に変えます。TIのSN74HC595、日清紡マイクロデバイスのNJU3711AとNJU3712Aがこの形です
  • 並列入力直列出力は、並列の入力を一度に取り込み、1本の線でマイコンへ送ります。TIのSN74HC165と、東芝デバイス&ストレージのTC74HC165APがこの形です

ラッチの有無

  • SN74HC595は出力レジスタを持ち、8ビットを送り終えてから一度に出力を切り替えます
  • NJU3711Aは、シフトレジスタのあとにパラレルデータラッチ回路を通して出力します
  • ラッチの無い品は、送っている途中の値が出力に出ます。LED表示やリレーには、ラッチ付きの品を選びます

電源電圧と出力電流

  • SN74HC595とSN74HC165は、電源電圧が2〜6Vです
  • NJU3711AとNJU3712Aは、2.4〜5.5Vで動きます。3Vのマイコンとそのまま組めます
  • NJU3711AとNJU3712Aの出力電流は、5V時に25mA、3V時に5mAです。LEDを直接光らせられます
  • SN74HC595の出力電流は、5V時に±6mAです。LEDを明るく光らせるなら、トランジスタかLEDドライバICを足します

つないで増やす

  • NJU3712Aは、シリアルデータをSO端子から次のICへ送れます。何個もつなぐと、そのぶん出力が増えます
  • 並列入力直列出力の品も、つないで入力の数を増やせます

パッケージと動作温度

  • 手はんだの試作には、リード挿入のDIPの品を選びます。TC74HC165APはDIP16です
  • SN74HC165の動作温度は、−40〜125℃です。SN74HC595とTC74HC165APは−40〜85℃、NJU3711AとNJU3712Aは−25〜85℃です

値段

  • 載せた製品は、どれもメーカーの公式ページに価格がありません。ビット数・パッケージ・電源電圧をそろえて、ネット商社か代理店で見積もりを取ります
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