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GUIDE / SERVER-RACK

サーバーラック(19インチラック)⁠と⁠は⁠?種類の違いと、サイズ・耐荷重・耐震の見方

事業所・データセンター・工場で使う19インチのサーバーラック・ネットワークラックの仕組み、サーバーラック・ネットワークラック・オープンラック・壁掛け・屋外用の違い、42Uなどのサイズの見方、EIAとJISの規格、耐荷重と耐震、値段の比べ方を、メーカーの公式資料をもとにまとめました。

2026年10月13日更新

この記事の答え

サーバーラックは、幅19インチ(482.6mm)のサーバーやネットワーク機器を上下に積んで留める棚です。選ぶときは「入れる機器の奥行きと台数(奥行きとU数)⁠」「機器の合計の重さと地震への備え(耐荷重と耐震)⁠」「置く場所(床・壁・屋外)」の3つを先に決めます。

サーバーラックとは

サーバーラックは、19インチラック・ネットワークラック・システムラックとも呼ばれる棚です。前後の柱(マウントアングル)⁠に⁠、⁠幅19インチの機器をねじで留めて上下に積みます。扉と側板で囲った型なら、鍵を掛けて機器に勝手に触られないようにできます。

比較ページには、事業所・データセンター・工場で使う業務用の19インチラックを、1社1〜2製品に絞って載せています。制御盤用のキャビネットだけの製品、家庭用・AV用のラック、中古品、代理店が売る他社製品は載せていません。停電に備える電源はUPSの比較⁠にあります。

5つの種類

サーバーラック

  • 奥行き1,000mm前後の床置きのラックで、奥行きの深いサーバーを前後のマウントアングルで留めます
  • 前後の扉と側板で囲い、鍵を掛けられます
  • このページの例:河村電器産業のITS 42-1020、サンワサプライのCP-SVN4210BKN、日東工業のAHST100-620E、日本フォームサービスのFSR-DER6200E、ヒューマンのRS60 BASIC、リタールのVX IT 5308123

ネットワークラック

  • スイッチ・ルーター・パッチパネルを入れる床置きのラックです
  • 機器の両わきや前に、配線を通す場所を広く取ります
  • 取付部をM5のねじ穴にして、ケージナットなしで機器を留める型があります
  • このページの例:摂津金属工業のSNR2、コムラックのLAN2、RCFのRN、サンコーシヤの19インチラック

オープンラック

  • 扉も側板もなく、柱に機器を付けるラックです
  • 前後から機器と配線にすぐ手が届きます。鍵は掛けられません
  • このページの例:日東工業のFOD65-17EC

壁掛けラック

  • 壁に留める小型のラックです。床に置く場所のない事務所・店舗・教室で使います
  • 壁の構造と強さを確かめ、専門の業者に付けてもらいます
  • このページの例:サンワサプライのCP-SVNAW6ULGY(壁掛け・卓上兼用)、日本フォームサービスのFSR-WM-⁠9U

屋外用

  • 雨やほこりを防ぐつくりで、保護等級(IP)を示しています
  • 防災無線や無線の監視、無人の基地局の機器を外に置くときに使います
  • このページの例:摂津金属工業のWPR-16U7070N(IP54相当)、河村電器産業のSRO 24-8013(IP34D)

サイズの見方

高さはUで数える

  • EIA規格では、1Uは高さ1.75インチ(44.45mm)⁠で⁠⁠⁠⁠す
  • 42Uの床置きのラックは、このページの製品では高さ2,000mm前後です
  • 今の機器の合計のU数に、あとで足す機器のぶんを見込んで選びます

幅と奥行き

  • 幅は600mmが多く、配線の場所を広く取る型は700mmです(コムラックのLAN2)
  • 機器の奥行きには規格がありません。入れるサーバーの長さを測ってから、ラックの奥行きを決めます

EIAとJISの規格

  • どちらも幅19インチ(482.6mm)の機器を付けるラックで、穴の高さの刻みが違います
  • 日東工業のカタログでは、EIA規格は1U=44.45mm、JIS規格は1H=50mmで表しています
  • JISでは、JIS C 6012-3-100(日本規格協会)がラックとキャビネットの基本寸法を決めています

取付の方式(ケージナットとM5)

  • 角穴にケージナットをはめてねじで留める型:河村電器産業のITS、サンワサプライ、日東工業のAHST
  • 穴にM5のねじを直接切った型:摂津金属工業のSNR2、コムラックのLAN2、河村電器産業のSRO
  • サンワサプライのサーバーラックには、ケージナットとネジが付いていません。棚板と一緒に別に買います

耐荷重と耐震

  • 耐荷重は、ラックに載せられる機器の合計の重さです(サンワサプライのCP-SVN4210BKNは総耐荷重500kg、摂津金属工業⁠のSNR2は静止時1,250kg)
  • 耐震の数字は、各社の試験の条件での結果です。日東工業のAHSTは、代表機種の試験の結果と書いています
  • 地震で倒れないように、床に固定するか、転倒防止の部品を付けます。サンワサプライのサーバーラックには、別売のスタビライザー(前面用・側面用)と床固定金具があります

値段の比べ方

  • 値段を出しているのは、日東工業・河村電器産業・摂津金属工業・サンワサプライの4社です
  • 42U・幅600mm・奥行き約1,000mmの扉付きサーバーラックでは、河村電器産業のITS 42-1020が329,000円、日東工業のAHST100-620Eが416,000円、サンワサプライのCP-SVN4210BKNが464,000円(どれも税抜)⁠で⁠⁠⁠⁠す
  • ほかのメーカーは、大きさと扉・棚・電源の構成を伝えて見積もりを取ります

選ぶ前に確かめること

  • 入れる機器の台数・U数・奥行き・⁠⁠⁠重さ
  • 置く部屋の床(フリーアクセスフロアか)と⁠、搬入の経路(扉の幅・エレベーター)
  • 床への固定のしかたと、地震への備え
  • 熱の逃がし方(扉の開口率・ファン・空調)と⁠、鍵が要るか
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