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GUIDE / SEMI-RIGID-CABLE

セミリジッドケーブルとは?種類(銅管・すずめっき・極低温用)と外径・減衰量・周波数の選び方

高周波の機器内配線や測定に使うセミリジッドケーブルの3つの種類、UT141などの外径の呼び方、減衰量と上限周波数、曲げ加工の決まりを、メーカーの公式資料でまとめました。

2026年11月7日更新

この記事の答え

セミリジッドケーブルは、外部導体に金属管を使った高周波用の同軸ケーブルです。セミリジッド同軸ケーブルとも呼びます。外部導体の材料で、銅管の標準、すずめっき、極低温用に分かれます。選ぶときは「外径」「上限周波数」「減衰量」の3つを先に決めます。

セミリジッドケーブルとは

セミリジッドケーブルは、継目のない金属管を外部導体にした同軸ケーブルです。編組の同軸ケーブルより構造の精度が高く、インピーダンスのばらつきが小さく、遮蔽も強くなります。形を曲げて固定して配線し、通信機器、計測器、レーダーなどの中で使います。

比較ページには、日本の会社が自社の型番で案内しているセミリジッドケーブルを、型番の単位で載せています。

3つの種類

  • 銅管(標準)は、無酸素銅などの継目のない銅管を使います。例はコアックスのSC-219/50、ワカ製作所のSX-22とSX-36、日本エレパーツのUT141、トーコネのSR-001です
  • すずめっきは、銅の外部導体にすずをめっきします。例は日本エレパーツのUT141スズメッキ、トーコネのSR-022です
  • 極低温用は、熱を伝えにくい金属を導体に使います。例はコアックスのSC-219/50-CN-CNです

外径の呼び方

  • UT141は外径3.58mmで、0.141インチ相当です
  • UT085は外径2.19mmです
  • UT034は外径0.86mmです
  • コアックスの品番は外径を100倍した数で、SC-219は外径2.19mmです

上限周波数と減衰量

細いほど上限周波数は高く、太いほど減衰量は小さくなります。

  • SX-36は上限が34GHzで、1GHzの減衰量は0.34dB/mです
  • SX-22は上限が61GHzで、1GHzの減衰量は0.60dB/mです
  • SC-219/50は上限が61GHzで、1GHzの減衰量は0.64dB/mです
  • UT141の1GHzの減衰量は、3.5dB/10mです。10m当たりの数字なので、単位をそろえて比べます

セミフレキとの違い

セミフレキは編組シールドと外被の構造で、手元で一度は曲げられます。遮蔽性と減衰を優先するならセミリジッド、配線の柔軟性を優先するならセミフレキです。

曲げ加工と頼み方

  • 一度曲げると戻せないので、形を決めて頼みます
  • 最小曲げ半径は、SX-22が3.0mm、SC-219/50が内R3.2mm、UT141が内R6.4mmです
  • コアックスはアセンブリを最小1本から受けます
  • トーコネは1本から受注生産で、通常納期は2週間です
  • 日本エレパーツは公式通販で、UT141を1m 2,200円(税込)で売っています

極低温で使うとき

外から入る熱を抑えるには、熱伝導率の小さい導体を選びます。キュプロニッケルの熱伝導率は29.3W/m・Kで、無酸素銅は391.0W/m・Kです。極低温域の減衰量はメーカーに確かめます。

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