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GUIDE / POWER-MONITORING-SYSTEM

電力監視システムとは?分電盤・配電盤の回路ごとの電力を集める電力監視システムの種類(多回路ユニット・無線)と、回路数・通信・価格の選び方

工場・ビル・店舗の分電盤や配電盤で、回路ごとの電力をまとめて計って集める電力監視システムの2つの種類、1台で計れる回路数、Modbusや920MHz・LTE-Mの通信、CTの選び方、値段を、メーカーの公式資料をもとにまとめました。

2026年11月5日更新

この記事の答え

電力監視システムは、分電盤や配電盤の回路ごとの電力をまとめて計って集め、見える化する仕組みです。電力見える化システムとも呼びます。盤の中で何回路もまとめて計る多回路の計測ユニットと、計った値を無線で親機やクラウドへ送る型に分かれます。選ぶときは「何回路を計るか」「線か無線か」「どこへ送るか」の3つを先に決めます。

電力監視システムとは

電力監視システムは、分電盤や配電盤の回路ごとの電圧・電流・電力・電力量を計り、線や無線で集めて見える化する仕組みです。設備・フロア・系統ごとの電気の使い方を比べて、ムダを見つけるのに使います。

比較ページには、日本の会社が自社で作る多回路の計測ユニットと無線の計測器を、各社の代表の型の単位で載せています。1回路ずつ計る電力計、デマンド監視装置やエネルギー管理のソフトは、それぞれ別のページで比べています。

2つの種類

  • 多回路の計測ユニット(有線)は、盤の中で1台が何回路もまとめて計り、RS-485などの線で上位へ送ります。例はパナソニックの BT3720MB1、富士電機機器制御の F-MPC04P、渡辺電機工業の WMS-PE6N-07、エムジーの M50XWTU ⁠⁠⁠です
  • 無線で集める型は、計った値を無線で親機・表示器・クラウドへ送ります。例はセイコーインスツルの SW-42D0-1000(920MHz帯)、渡辺電機工業の WLM-CT4(LTE-M)、三菱電機の MTC-05SV3(盤内の2.4GHz帯)で⁠⁠⁠⁠す

1台で計れる回路数

  • 富士電機機器制御の F-MPC04P は、単相2線で12回路、三相3線で8回路、三相4線で4回路を計ります
  • 渡辺電機工業の WMS-PE6N-07 は、単相2線だけなら12回路、単相3線・三相3線なら6回路です
  • パナソニックの BT3720MB1 は、本体で4回路、増設ユニットをつなぐと最大16回路です
  • エムジーの M50XWTU は、単相で4回路、単相3線・三相3線で2回路です
  • 1つの母線につながる回路だけを計れる型と、電圧を2系統入れられる型があります。トランスの違う回路を一緒に計るなら、電圧の入力の数を確かめます

通信のしかた

  • 線で送る型は、RS-485の Modbus RTU が多く、渡辺電機工業の WMS-PE6N-07 とエムジーの M50XWTU は1つのマスターに最大31台をつなげます
  • セイコーインスツルの SW-42D0-1000 は、920MHz帯の特定小電力無線で、1分・5分・10分ごとに親機へ送ります
  • 渡辺電機工業の WLM-CT4 は、LTE-M の回線でクラウドへ送ります。LANの無い拠点でも使えます
  • 三菱電機の MTC-05SV3 は、盤内の表示ユニットへ2.4GHz帯の無線で送り、表示ユニットから CC-Link か MODBUS RTU で上位へつなぎます

電源と取り付け

  • セイコーインスツルの SW-42D0-1000 は、計る電流から電源をとります。電池も電源の線もいりません
  • 渡辺電機工業の WLM-CT4 は、専用バッテリーで約5年動きます。ACアダプターとの併用もできます
  • 三菱電機の MTC-05SV3 は、ブレーカの二次端子側の溝にスライドさせて付けます
  • 線で送る型は、多くが盤の中のDINレールに付け、AC100〜240Vなどの制御電源をとります

CTと値段

  • CTは、計る電線の電流に合わせて定格を選びます。富士電機機器制御の F-MPC04P は5A〜800A、エムジーの M50XWTU は5〜600AのクランプCTを使います
  • 値段を公式に出しているのは、パナソニックの BT3720MB1 の78,400円(税抜)と、エムジーの M50XWTU の基本価格42,000円です。ほかは見積もりで、CT・表示器・ソフトは別にかかります
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