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GUIDE / OLED-DISPLAY

有機ELディスプレイとは?産業用OLEDモジュールの種類(文字表示・グラフィック・マイクロOLED)と選び方

計測器・医療機器・FA機器に組み込む有機ELディスプレイ(OLEDモジュール)の3つの種類、液晶との違い、寿命と焼き付き、インターフェースと価格を、メーカーの公式資料から短くまとめました。

2026年11月2日更新

この記事の答え

有機ELディスプレイは、電気を通すと光る有機材料で文字や映像を出す、自発光の表示器です。OLEDとも呼びます。組み込み用は、文字コードを送れば文字を出す文字表示モジュール、ドットで絵を描くグラフィック表示、シリコン基板のマイクロOLEDの3つに分かれます。選ぶときは「何を出すか」「画面の大きさ」「つなぎ方」の3つを先に決めます。

有機ELディスプレイとは

有機ELディスプレイは、自分で光る表示器です。バックライトを使わないので、液晶より薄く軽く作れます。双葉電子工業の解説では、3.5inchのモノクロで液晶の厚みが5〜15mm程度なのに対し、OLEDは0.9〜2.5mm程度です。

比較ページには、日本に法人のあるメーカーが自社のブランドで出す有機ELディスプレイを、代表の型番の単位で載せています。

3つの種類

  • 文字表示モジュール:フォントとコントローラを積み、文字コードを送るだけで文字を出します。例はノリタケ伊勢の GE256X64C-7933B と、長野テクトロンの NTEH001602A ⁠⁠です
  • グラフィック表示:ドットを1つずつ光らせて、文字・アイコン・グラフを描きます。例は双葉電子工業の P35718・P16803 と、長野テクトロンの NTEX025664B ⁠⁠です
  • マイクロOLED:シリコンウェーハの上に作る小さく細かいOLEDで、4,000ppi程度まで細かくできます。例はソニーセミコンダクタソリューションズの ECX344A・ECX350F ⁠⁠⁠です

液晶との違い

  • 光らない画素は真っ黒なので、コントラストが高くなります
  • 双葉電子工業の解説では、応答時間は液晶の約1/100で、0.05m秒以下です
  • 液晶は0℃以下で応答が悪くなりますが、OLEDは-40℃でも応答が変わりません
  • 点灯率40%以下なら、液晶より消費電力が少なく済みます。白く光る所が多い画面では逆になります

画面の大きさと画素数

  • 双葉電子工業の P35718 は、0.96インチで128×64ドットの白色表示です
  • 長野テクトロンの NTEX025664B は、3.12インチで256×64ドットの横長です
  • ノリタケ伊勢の GE160X59C-C933C は、基板が30×80mmで256色のカラー表示です
  • ソニーの ECX350F は、0.44型に1,920×1,080画素を収めています

つなぎ方(インターフェース)

  • 文字表示とグラフィック表示は、パラレル(6800・8080)⁠・SPI・I2Cでマイコンとつなぎます
  • ノリタケ伊勢の GE160X59C-C933C は、同期シリアル・非同期シリアル・SPI・I²Cで使えます
  • マイクロOLEDは映像をMIPIで送ります。ECX344A は MIPI D-PHY、ECX350F は MIPI DSI ⁠⁠⁠です

寿命と焼き付き

  • 双葉電子工業の解説では、輝度を半分にすると寿命が約2倍、1/4にすると約4倍になります
  • 同じ絵を出し続けると焼き付きます。スクロール表示や黒背景で防ぎます
  • 使うまでは袋を開けず、-5〜+35℃・RH65%以下の所にしまいます

値段

  • 値段を公式に出しているのは、ソニーのマイクロOLEDのサンプル価格(税抜)⁠で⁠す⁠。ECX350F は40,000円、ECX344A は150,000円です
  • 文字表示とグラフィック表示の製品は値段を出しておらず、見積もりになります
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