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GUIDE / MEMBRANE-SWITCH

メンブレンスイッチとは?計測器・産業機器の操作部に使うメンブレンスイッチ(シートスイッチ)の種類(フラット・エンボス・金属ドーム)と、寿命・操作力・価格の選び方

フィルムに回路を印刷して重ねた薄いシート状のメンブレンスイッチの3つの種類、動作寿命と操作力の違い、防水・耐油・LED実装の作り方、標準品と受注品の値段を、メーカーの公式資料をもとにまとめました。

2026年11月2日更新

この記事の答え

メンブレンスイッチは、フィルムに回路を印刷して重ねた、薄いシート状のスイッチです。シートスイッチとも呼びます。クリック感の出し方で、表面が平らなフラット、表面シートを盛り上げるエンボス、金属ドームなどを中に入れるドーム内蔵に分かれます。選ぶときは「クリック感を出すか」「何回押すか」「水や油がかかるか」の3つを先に決めます。

メンブレンスイッチとは

メンブレンスイッチは、PETフィルムに導電性インクで回路を印刷し、押したときに上下の接点が触れて電気が流れるスイッチです。基板と比べて薄く軽く、計測器・医療機器・産業機器の操作部に使います。

比較ページには、日本の会社が自社で作るメンブレンスイッチを、標準品は型番、受注品は各社が公式に載せている型の単位で載せています。基板に付ける押しボタンスイッチ、タッチパネル、表面シートだけの品は載せていません。

3つの種類

  • フラット:表面に凹凸がなく、クリック感はありません。工程が少ないぶん安く作れます。例は長野テクトロンのフラットタイプと、緑マークのS-MF1217です
  • エンボス:表面シートをドーム状に盛り上げて、クリック感を出します。例は長野テクトロンのクリックエンボスタイプです
  • ドーム内蔵:金属ドームやポリドーム、バネを中に入れてクリック感を出します。例は緑マークのS-MT1217、日本メンブレンの規格品、石井表記のイクセルメンブレンスイッチパネル、ユー・コーポレーションのポリドームです

動作寿命

  • 東洋レーベルの値では、フラットは100万回以上、金属ドームとエンボスは50万回以上です
  • 長野テクトロンも、フラットタイプは100万回以上、クリックエンボスタイプは50万回以上です
  • 石井表記のイクセルメンブレンスイッチパネルは、接点もバネも300万回以上です
  • 押す回数が多い操作部ほど、フラットか長寿命の型を選びます

操作力と厚み

  • フラットは軽く、長野テクトロンのフラットタイプは1〜3N、緑マークのS-MF1217は0.3〜2.0Nです
  • クリック感のある型は重めで、長野テクトロンのクリックエンボスタイプは1.5〜4N、緑マークのS-MT1217は2.0〜4.5Nです
  • 厚みは、TDIエレクトロニクスのメンブレンスイッチが1mm前後、緑マークのS-MF1217が約0.55mm、S-MT1217が約0.95mmです
  • LEDを入れると厚くなり、長野テクトロンの場合は1.5mm程度です

防水・耐油

  • 長野テクトロンの防水タイプは、接点の外周を防水用テープで囲みます。テープの幅は5mm以上とります
  • 防水タイプが防ぐのは表面側からの水です。筐体側からの水は筐体で止めます
  • 油がかかる場所には、外周を封止した耐油メンブレンを使います。表面のUV加工で、耐薬品性も上がります

値段と頼み方

  • 型番で買える標準品は、緑マークのS-MF1217が5個セットで16,500円、S-MT1217が24,500円です(税抜)
  • 受注品は見積もりの会社が多い中で、タッチテックは50枚ロットで1枚1,000円(税抜)の量産単価と、350,000円からの初期費用を出しています
  • 長野テクトロンは数台の試作から受けます。日本メンブレンの規格品は表面シートが付かず、別料金で表面シートだけ作れます
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