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GUIDE / HYDROGEN-GENERATOR

水素発生装置(水電解)⁠と⁠は⁠?ラボ用・固体高分子形(PEM)⁠・アルカリ形の種類と違い、水素の量・純度・圧力・価格の選び方

水を電気で分解してその場で水素をつくる水素発生装置(水電解装置)の3つの種類、固体高分子形とアルカリ形の違い、水素の量・純度・出口の圧力、使う水、高圧ガス保安法、置き場所の広さを、日本のメーカーの公式資料から整理しました。

2026年11月2日更新

この記事の答え

水素発生装置は、水を電気で分解して、その場で水素ガスをつくる装置です。水素ガス発生装置・水電解装置とも呼びます。分析や実験に使う卓上のラボ用、工場や水素ステーションで毎時Nm³単位の水素をつくる固体高分子形(PEM)、MW級のアルカリ形の3つに分かれます。選ぶときは「水素の量」「純度と圧力」「使える水と電気」の3つを先に決めます。

水素発生装置とは

水素発生装置は、水を電気で分解して、使う場所で水素ガスをつくる装置です。ボンベを運んで交換する手間がなくなり、残量の管理もいらなくなります。使う量に合わせて水素を出すので、中に水素をほとんどためません。

比較ページには、日本の会社が自社で作る水素発生装置を、各社の代表の型式の単位で載せています。燃料電池システムと、ボンベで届ける高圧ガスは別のページです。

3つの種類

  • ラボ用は、分析機器や実験に使う卓上の装置です。例はコフロックのKOH2シリーズ、エノアのEHG-1000S、ジェイ・サイエンス・ラボのRHG-300です
  • 固体高分子形(PEM)は、膜で純水をそのまま電気分解して、毎時Nm³単位の水素をつくります。例は神鋼環境ソリューションのHHOG、高砂熱学工業のHydro Creator、カナデビアのHYDROSPRING、エノアの2Nm³/hのPEM形です
  • アルカリ形は、アルカリの電解液で水を電気分解します。MW級まで大きくでき、例は旭化成のAqualyzerです

固体高分子形とアルカリ形の違い

  • 固体高分子形は、アルカリの薬液を使いません。神鋼環境ソリューションは、HHOGでは薬品を入れる設備と廃水処理の設備がいらないと案内しています
  • 固体高分子形は、出力の変わる電気に合わせやすい方式です。高砂熱学工業は、Hydro Creatorを再生可能エネルギーの電気から水素をつくる用途に向けています
  • アルカリ形は、大きな規模に向きます。旭化成のAqualyzerは、10MWを基本ユニットにして台数を足していきます

水素の量

  • ラボ用では、ジェイ・サイエンス・ラボのRHG-300が毎分300mL、コフロックのKOH2シリーズが500ml/min、エノアのEHG-1000Sが0〜1,000NmL/minです
  • 産業用では、高砂熱学工業のHydro Creatorが1〜5Nm³/h、神鋼環境ソリューションのCH-5Dが5Nm³/h、HHOG GH-100Dが100Nm³/hです
  • エノアの2Nm³/hのPEM形は、並べてつなぐと量を増やせます

純度と圧力

  • 多くの製品は純度99.999%です。エノアのEHG-1000Sは99.9999%超です
  • 神鋼環境ソリューションのHHOGは、出口の圧力が0.82MPaGです
  • コフロックのKOH2シリーズは0.4MPa、ジェイ・サイエンス・ラボのRHGシリーズは100〜400kPaで、高圧ガス保安法の適用外と案内しています
  • 産業用は圧力が高いので、法令の扱いは設置前にメーカーと確かめます

使う水と置き場所

  • 神鋼環境ソリューションのHHOGとエノアの2Nm³/hのPEM形は、水道水をつないで使います
  • コフロックのラボ用は、導電率1.0µS/cm以下の精製水を使います。水道水は使えません
  • 神鋼環境ソリューションのCH-5Dの大きさは、900×1,700×2,000Hです
  • HHOG GH-100Dの設置面積は10.8m²で、従来機の20.9m²から48%減りました

価格と手入れ

  • 今回載せた製品は、どれも公式に値段を出していません。水素の量・純度・圧力と、置く場所・使える電気を伝えて見積もりをとります
  • 神鋼環境ソリューションのHHOGは、定期的な消耗品の交換と年1回の点検で維持します
  • コフロックのKOH2シリーズは、日常の手入れがいりません。水がなくなると自動で止まります
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