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GUIDE / HIGH-CURRENT-CONNECTOR

大電流コネクタとは?蓄電池・電源装置・鉄道車両で使う大電流コネクタの種類(1芯・ラック&パネル・ブスバー接続・重負荷モジュール)と、定格電流・電圧・結線の選び方

100Aを超える電流をつなぐ大電流コネクタの4つの種類、定格電流が電線の太さと温度で変わること、蓄電池・UPSと鉄道車両での使い分け、防水の等級、感電を防ぐ作り、結線方式と抜き差しの回数を、メーカーの公式資料をもとにまとめました。

2026年11月4日更新

この記事の答え

大電流コネクタは、蓄電池や電源装置などで、数百Aの電流を流す電線や機器をつなぐコネクタです。パワーコネクタ・大電力コネクタとも呼びます。何と何をつなぐかで、1芯の型・ラック&パネルの型・ブスバー接続の型・重負荷モジュールの型に分かれます。選ぶときは「何Aを流すか」「何Vで使うか」「何回抜き差しするか」の3つを先に決めます。

大電流コネクタとは

大電流コネクタは、蓄電池・UPS・電源装置・産業ロボット・鉄道車両で、太い電線や機器を抜き差しでつなぐコネクタです。ボルトで締める圧着ラグ端子の代わりに使うと、工場で配線を済ませ、現場ではつなぐだけにできます。

比較ページには、1極あたり100A以上を流せる業務用の大電流コネクタを、各社の代表の型番の単位で載せています。EV充電用だけのプラグ、端子台・圧着端子、防水コネクタの比較に載せた丸形・角形は載せていません。

4つの種類

  • 1芯の型は、1本の太い電線を機器のパネルや電池の端子につなぎます。ヒロセ電機のPS3C、アンフェノールジャパンのSurLok Plusとラドロック、ストーブリの10BVがこの型です
  • ラック&パネルの型は、電池モジュールを差し込むと電源と信号が一度につながります。ヒロセ電機のPS2がこの型です
  • ブスバー接続の型は、ケーブルを通さずブスバーに直接つなぎます。日本航空電子工業のDW07がこの型です
  • 重負荷モジュールの型は、角形のハウジングに大電流のモジュールを入れます。ハーティングのHan 200Aモジュールと、ワイドミュラーのRockStar HighPowerがこの型です

定格電流と電圧

  • 定格電流は、電線の太さと周りの温度で変わります。SurLok Plusは16sqの電線で100A、95sqで350Aです
  • ヒロセ電機のPS3Cは定格電流150Aで、周囲温度25℃なら210Aまで流せます。定格電圧は1,500V AC/DCです
  • ラドロックは70A〜500A、ストーブリの10BVは250A(IEC)⁠で⁠す⁠。同じカタログの21BVは1000Aまであります
  • ワイドミュラーのRockStar HighPowerは、3極で550A・4000Vです

蓄電池・UPSと鉄道車両

  • 蓄電池・UPSの電池モジュールを差し込むなら、ヒロセ電機のPS2で、電源は100A・200A・300Aから選べます
  • 1芯の電線で電池の出入口をつなぐなら、PS3CかSurLok Plusです。ラドロックもバッテリー接続とエネルギー貯蔵システムを用途にしています
  • 鉄道車両では、ハーティングのHan 200Aモジュールが火災安全性のEN 45545-2に、RockStar HighPowerが台車の振動のDIN EN 61373 Cat 2に合わせています

防水と感電を防ぐ作り

  • 防水の等級は、SurLok Plusが嵌合時IP67、RockStar HighPowerがIP68・IP69K、10BVが嵌合時IP65です
  • PS3CのIP2Xは指が触れない作りのことで、防水ではありません
  • PS2は電源端子が先に触れてから信号がつながるので、半嵌合を見つけ、活線での抜き差しを防ぎます

結線と抜き差しの回数

  • Han 200Aモジュールはアクシャルスクリュー端子で、40〜70mm²の電線を圧着工具なしでつなぎます
  • SurLok Plusのレセプタクルは、圧着・ねじ式・バスバーから結線を選べます
  • 抜き差しの回数は、PS2が50回、PS3Cが100回、Han 200Aモジュールが500回以上、10BVが5000回です
  • 値段はどの製品も公開していません。品番と数量を決めて、販売店かメーカーに見積を取ります
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