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GUIDE / FPC

フレキシブル基板(FPC)⁠と⁠は⁠?片面・両面・多層・長尺・高周波の種類と、線幅・長さ・価格の選び方

スマホ・カメラ・車載・医療機器の配線に使うフレキシブル基板(FPC)の4つの種類、リジッド基板やケーブルとの違い、最小線幅と長さの上限、吸湿の注意、見積もりの決まりを、メーカーの公式資料をもとにまとめました。

2026年11月1日更新

この記事の答え

フレキシブル基板(FPC)は、薄いフィルムに銅箔の回路を作った、曲げられるプリント基板です。フレキ基板とも呼びます。作りと使い道で、片面・両面FPC、多層FPC、長尺FPC、高周波FPCに分かれます。選ぶときは「何層にするか」「線をどこまで細くするか」「長さは何mか」の3つを先に決めます。

フレキシブル基板(FPC)⁠と⁠⁠⁠⁠は

フレキシブル基板は、ポリイミドなどの薄い絶縁フィルムに銅箔の回路を作ったプリント基板です。OKI電線の解説では、標準の厚みは0.1mm程度で、折り曲げて機器の中を通したり、動く所の配線に使ったりします。リジッド基板と同じように、部品をはんだで載せられます。

比較ページには、日本の会社が自社で作るFPCを、各社の品種の単位で載せています。硬いプリント基板、FFCやリボンケーブル、FPCコネクタ、商社が売る製品は載せていません。

4つの種類

  • 片面・両面FPC:基本のFPCです。例はフジクラプリントサーキットの両面FPC、山下マテリアルのMSAP FPCと短納期FPC、メクテックの超微細FPCです
  • 多層FPC:導体が3層以上で、部品を載せる硬い部分と曲げる部分を1枚にまとめます。例はフジクラプリントサーキットの多層FPCと、OKI電線の極薄柔軟多層FPCです
  • 長尺FPC:メートル単位で作るFPCです。例はOKI電線の長尺FPCと、山一電機のYFLEX YFAです
  • 高周波FPC:液晶ポリマーやフッ素樹脂で、高速の信号を送ります。例は住友電工のFLUOROCUIT、メクテックの高周波FPC、山一電機のYFLEX YFBSです

片面と両面の違い

  • 片面は薄く柔らかく、曲げる所や動く所に向きます
  • 両面は、同じ配線ルールなら片面の半分ほどまで小さくできます。そのぶん曲げには弱くなります

最小線幅

  • フジクラプリントサーキットの標準は、片面で銅箔12µmなら35µm、両面と多層で50µmです
  • 山下マテリアルのMSAP FPCは、最小L/S 30/30μmです。サブトラクティブ工法では50/50μmです
  • メクテックの超微細FPCは、最小配線ピッチ40μmです

長さの上限

  • 一般的なFPCは0.5m程度までです
  • OKI電線の長尺FPCは、片面で100m、両面で10mまで作れます
  • 山一電機のYFLEX YFAは最大1,150mm、YFBSは最大460mmです

吸湿の注意

  • FPCのポリイミドは、リジッド基板の10倍程度湿気を吸います
  • 湿ったままはんだ付けすると、絶縁や導体が浮いたりはがれたりします。OKI電線の参考条件では、補強の無い片面FPCは80°Cで30分以上乾かします

価格と頼み方

  • FPCは注文に合わせて作る品なので、値段はどの社も見積もりです
  • OKI電線のよくある質問では、製品の費用とは別に、設計費とツール費のイニシャル費がかかります
  • OKI電線と山下マテリアルは、1枚から受けています
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