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GUIDE / CORRUGATE-TUBE

コルゲートチューブとは?材質・サイズ・耐熱・屋外での選び方とPF管との違い

工場や設備の配線を束ねて守るコルゲートチューブの3つの種類(汎用・耐熱・屋外)、内径(サイズ)の選び方、使用温度、スリットの有無、入れ方と末端処理、PF管との違いを、メーカーの公式資料をもとにまとめました。

2026年10月14日更新

この記事の答え

コルゲートチューブは、電線やケーブルを中に通して束ね、こすれや衝撃から守る波形の樹脂の管です。業務用は、屋内のポリプロピレン・ポリエチレンの汎用品、熱に強いナイロンの耐熱品、紫外線に強い屋外向けの品の3つに分かれます。選ぶときは「どこで使うか(屋内・熱い所・屋外)」「束の太さ」「後から被せるか(スリット)」の3つを先に決めます。

コルゲートチューブとは

コルゲートチューブは、配線保護チューブ・蛇腹チューブとも呼ぶ、表面が波形の樹脂の管です。波形なので手で曲げられ、衝撃や圧縮を受けても元の形に戻ります。テープ巻きや紐バンドで束ねるより早く、外すのも楽です。

比較ページには、工場・建設・設備の現場で使う業務用のコルゲートチューブを、日本法人のあるメーカーの代表シリーズの単位で載せています。熱交換器用の金属のコルゲートチューブ、電気工事の配管に使うPF管・CD管、スパイラルチューブ、自動車補修用・家庭用だけの製品、代理店が売る他社製品は載せていません。

3つの種類

  • 汎用(ポリプロピレン・ポリエチレン):いちばん使われる品です。柔らかく値段も手ごろで、制御盤や機械の中の配線に使います。例は興和化成のKCTN、東方電材のコルゲートチューブ、ニッセイエコのCDP‑B、パンドウイットのCLT(ポリエチレン)、日本エイ・ヴィー・シーのNAPです
  • 耐熱(ナイロン)⁠:ポリプロピレンより熱に強い品です。例はニッセイエコのCDA‑Z(125℃⁠で1万時間以上・理論値)、パンドウイットのCLT(ナイロン・−40〜110℃)、日本エイ・ヴィー・シーのNGN(−40〜105℃)⁠で⁠⁠⁠⁠す
  • 屋外・耐候:紫外線に強いナイロンの品です。例は星和電機のSWY(−40〜125℃)、日機のNCT(ナイロン)、未来工業のパックンフレキR(半割れ)⁠で⁠⁠⁠⁠す

サイズ(内径)の選び方

  • 入れるケーブルの太さと本数を確かめ、束より余裕のある内径を選びます。細いチューブに詰め込むと、中で電線どうしがこすれて傷みます(パンドウイットのコラム)
  • 呼び径(φ5・φ10など)と実際の内径は少し違います。東方電材のφ5は内径5.1mm、φ32は内径32.7mmです
  • 太い束には、内径78mmまである日本エイ・ヴィー・シーのNAPや、内径47.00mmまであるパンドウイットのCLT(ポリエチレン)を使います
  • 曲げる所が多いなら、最小曲げ半径を出している製品(星和電機のSWY・日本エイ・ヴィー・シーのNAPとNGN⁠)で確かめます

耐熱温度と屋外

  • ポリエチレンは熱に弱めで、パンドウイットのCLT(ポリエチレン)は50℃までです
  • ポリプロピレンは、ニッセイエコのCDP‑Bで95℃・2万時間以上(理論値)、興和化成のKCTNは−20〜60℃です
  • ナイロンは、ニッセイエコのCDA‑Zが125℃・1万時間以上(理論値)、星和電機のSWYが−40〜125℃です
  • 日の当たる屋外は、耐候性のあるナイロンを選びます。ポリプロピレンは安く、屋内向けです(パンドウイットのコラム)

スリット入りとスリットなし

  • スリット入り:組んだハーネスや敷いた後の配線に、横から被せられます。電線がスリットからはみ出していないか確かめます
  • スリットなし:端から通す手間がかかりますが、強度が高く、スリットから液体や気体が入りません(日機の製品ページ)
  • 未来工業のパックンフレキRは半割れの形で、敷いたあとのケーブルに後付けできます

入れ方と末端処理

  • スリットを広げる挿入治具や装着工具を使うと、ケーブルを早く入れられます
  • 盤やボックスへの引き込みは、コルゲートチューブ用のグランドで固定すると端をきれいに処理できます。日本エイ・ヴィー・シーのコルゲートグランドは、シールナットを締めると爪がチューブを掴みます
  • 水やほこりを防ぎたい引き込み口は、グランドとナイロンのチューブ(NGN)を組み合わせます

PF管との違い

PF管は、JIS C8411の合成樹脂製可とう電線管で、電気工事の配管に使います(未来工業のカタログ)。コルゲートチューブは、機械や設備のハーネスを束ねて守る保護材で、用途が違います。屋外で割れたPF管の補修には、未来工業がパックンフレキ(ナイロンタイプ)を案内しています。

値段の見方

値段を公式に出しているのは、ニッセイエコのCDA‑Z(自社通販で1〜5m⁠の切り売り、259〜7,420円・税込)と⁠、日機のNCT(ナイロン、10m〜1巻で1,419〜50,600円)だけです。ほかの会社は、型番(内径)と長さ・巻の単位を決めて、販売店かメーカーに見積もりを頼みます。長さと内径の条件がそろわないので、このページでは安め・高めの判定はしていません。

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