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GUIDE / CABLE-REEL

ケーブルリール・コードリールとは?電工ドラム・屋外用・自動巻き・クレーン用の違いと、長さ・巻いたまま使える電流・漏電遮断器から選ぶ方法

工事現場や工場で電源を延ばすコードリール(電工ドラム)と⁠、天井に付ける自動巻き、クレーン・台車用のケーブルリールの違い、30m・50mの選び方、巻いたまま使うときの定格電流、屋外用(防雨型)、漏電遮断器の決まり、電気用品安全法(PSE)を⁠、法令とメーカーの公式資料をもとにまとめました。

2026年10月13日更新

この記事の答え

ケーブルリール(コードリール)は⁠、電線をドラムに巻いておき、必要な長さだけ引き出して離れた所へ電気を送る道具です。手で巻いて持ち運ぶ電工ドラム、天井や壁に付ける自動巻き、クレーンや台車に電気を送るスプリング式とモーター式に分かれます。電工ドラムを選ぶときは「屋内か屋外か」「長さ」「漏電遮断器と温度センサーの有無」の3つを先に決めます。

ケーブルリール・コードリールとは

コンセントから離れた所で電動工具や照明を使うために、電線を巻いたドラムにコンセントを付けた道具です。工事現場では電工ドラムとも呼びます。ハタヤは1968年にAP型コードリールを開発し、いまは作業現場の定番になっています。

仕組みは、ドラムの中心の回る部分を通して、巻いた電線の先のコンセントへ電気を送る構造です。屋内用・屋外用(防雨型・防水)、100V・200V、長さ10m〜50mの型があります。

設備の分野では、クレーン・ホイスト・台車のような動く機械にケーブルで電気を送り、機械の動きに合わせて自動で巻き取る装置もケーブルリールと呼びます。

比較ページには、日本法人のある会社が自社で作るか自社ブランドとして売る製品を載せています。家庭用の延長コードだけの製品、電線そのもの、電線束を収める電線リール、エアホースリール・水リール、アースリール、中古、代理店が売る他社製品は載せていません。

4つの種類

  • 手巻きのコードリール(電工ドラム):ハンドルを回して巻く持ち運び用。30mや50mの電線と、3〜4口のコンセントが付く。日動工業 NF‑EK34、ハタヤ BR‑301Kなど
  • 自動巻取り(天井・壁に付ける):天井や柱に付けて吊り下げ、要る長さだけ引き出す。ハタヤ CDSⅡ‑101TK、三協リール SCS‑310B、日動工業 AL‑E103Nは10m。店舗の天井から下ろすパナソニックのリーラーコンセントもある
  • 移動機械用・スプリング式:ばねの力で巻き取る。遠藤工業のCRL型、日電商工のL型、イグスのe‑spool
  • 移動機械用・モーター式:トルクモーターやインバーターモーターで巻き取る大型のクレーン向け。遠藤工業の全閉型トルクモータ式、日電商工のIR型、海南エンジニアリングのER‑TU

巻いたまま使うときの電流

コードリールの定格電流は、電線を巻いたままの状態で使える電流です(ハタヤ)。巻いたまま大きな電流を流すと、電線が熱を持って溶けることがあります。

  • 日動工業 NF‑EK34(30m):巻いたまま5A、全部引き出せば15A
  • ハタヤ BR‑301K(30m):巻いたまま6A。電線の温度が上がるとコンセントへの給電を止める温度センサー付き
  • 大きな電流を使う機械をつなぐときは、電線を全部引き出して使う

電線は、本体から約1mの所に貼ってある黄色の引き止めマークより先まで引き出さないようにします(ハタヤ)。

30mと50mの選び方

長いほど遠くまで届きますが、重くなり、巻いたまま使える電流も下がります。

  • ハタヤ BR‑301(30m・2心)⁠:7.8kg・巻いたまま6A・税別62,900円
  • ハタヤ BR‑501(50m・2心)⁠:10.8kg・巻いたまま5A・税別77,670円
  • 日動工業の標準機種は10m・20m・30m・50m

屋外用(防雨型)と屋内用

  • 屋外用はコンセントに防雨キャップが付き、雨やほこりが入りにくい。ハタヤ BX‑301Kはバネで自動で閉まるキャップ付き
  • 日動工業は、屋内用を屋外で使うと感電のおそれが非常に高いと案内している
  • 日動工業 NPW‑EK33は屋内・屋外兼用の防雨・防塵型

漏電遮断器と法令

労働安全衛生規則

対地電圧の高い移動式・可搬式の電動機械器具や、水で濡れた場所・鉄板や鉄骨の上で使う移動式・可搬式の電動機械器具には、感電防止用の漏電遮断装置をつなぐ決まりがあります。条文は e-Gov法令検索 労働安全衛生規則 で読めます。

  • 漏電遮断器は、漏電を感じて0.1秒以内に電気を切る(ハタヤ)
  • 漏電だけを止める地絡保護専用の型と、使い過ぎも止める過負荷付き(過負荷漏電保護兼用)の型がある

電気用品安全法(PSE)

コードリールは、電気用品安全法の特定電気用品にあたります(経済産業省の一覧の54番)。ハタヤは製品に、特定電気用品の記号、検査機関の名前、届出事業者名、定格を表示しています。

クレーン・台車用:スプリング式とモーター式

  • スプリング式:電気を使わずに巻けて省エネ。ただし、ばねに寿命があるので、使う回数が多いならモーター式にする(日電商工)
  • モーター式:設備費用はスプリング式より高めだが、長く使える(日電商工)。海南エンジニアリングのインバータ式は、従来のトルクモータ式・ギヤモータ式より省電力
  • 回るドラムへ電気を渡すスリップリングが要る。イグスのe‑spoolは、エナジーチェーンとツイスターバンドで巻くのでスリップリングを使わない

値段の見方

  • 手巻き・30m・100V・過負荷付き漏電遮断器・接地付きの4製品は、標準価格(税別)で60,000〜66,380円
  • 自動巻きは、日動工業 AL‑E103N(10m)が39,000円(税別)、ハタヤ CDSⅡ‑101TK(10m)が57,420円(税別)
  • クレーン・台車用のケーブルリールは、載せた6製品のどれも値段を出していない。巻き取り長さ・巻き取り方・ケーブルの種類と太さ・極数・移動の速さを伝えて見積もりを取る
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