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GUIDE / BUTSURYU-CONTAINER

通い箱とは?5つの種類の違いと、サイズ・荷重・価格から選ぶ方法

工場・倉庫・店のあいだで部品や商品を行き来させる通い箱(物流コンテナ・プラスチックコンテナ)の5つの種類、サイズと規格(JIS Z 1655)、荷重と段積み、空箱をしまう方法、通販の値段の見方を、日本規格協会の規格情報とメーカーの公式資料をもとにまとめました。

2026年10月13日更新

この記事の答え

通い箱は、部品や商品を入れて工場・倉庫・店のあいだを行き来させ、空になったら戻して何度も使う業務用の箱です。作りで、樹脂の箱型・折りたたみコンテナ(オリコン)・ネスティングコンテナ・導電性コンテナ・メッシュパレット(金属)の5つに分かれます。選ぶときは「何を入れるか(重さ・電子部品か)」「取引先と同じ型番にそろえるか」「空箱をどう返し、どこにしまうか」の3つを先に決めます。

通い箱とは

通い箱は、物流コンテナ、プラスチックコンテナとも呼びます。段ボール箱のように使い捨てにせず、行き先から空箱を返してもらい、何度も使います。

プラスチック製の通い箱には、JIS Z 1655(プラスチック製通い容器)という規格があります。輸送・運搬・保管に繰り返し使うプラスチック製の通い容器が対象で、断熱材入り・中仕切り付き・ふた付きのものは除かれます(日本規格協会)。

比較表に載せたのは、日本法人のあるメーカーが作る製品だけです。海上コンテナや建築用コンテナ、IBCコンテナ、段ボール箱、家庭用の収納ケース、中古、代理店や通販会社が売る他社製品は載せていません。

5つの種類

  • 樹脂の箱型(サンボックス型):たたまずに積んで使う箱。作りが単純で丈夫。岐阜プラスチック工業と三菱ケミカルインフラテックのTP-342は、どちらも外寸503×335×195mm
  • 折りたたみコンテナ(オリコン):側面をたたんで空箱を低くできる箱。三甲のオリコン50Bは、高さ321mmの箱がたたむと79mm
  • ネスティングコンテナ(入れ子):向きを180°変えて重ねると入れ子になる箱。三甲のSNコンテナーC#50は、入れ子にすると高さ136mm
  • 導電性コンテナ:導電性の樹脂で作り、静電気を逃がす箱。電子部品を運ぶときに使い、食品には使わない
  • メッシュパレット・アルミコンテナ(金属):鋼の網の箱に脚が付き、フォークリフトで運んで積む。1,000×800mm前後で1,500kgほどまで入る。アルミの折りたたみコンテナは軽く、機材を守って運ぶ

サイズと規格

  • 部品の通い箱は、同じ型番なら会社が違っても大きさがそろう箱がある。TP-342は外寸503×335×195mm
  • オリコンは、三甲(サンコー)のシリーズだけでも内容量13〜130Lまである。50L前後のオリコンは、底面が530×366mm前後。三甲のオリコン50Bは530×366×321mm、積水テクノ成型のOC-50Lは530×366×320mm
  • メッシュパレットは、1,000×800mm前後の型が多い。テイモーのボックスパレット810とサンキンのSC-3は高さ850mm、髙井産業のB-1は高さ840mm
  • 取引先やラック、台車と大きさが合うかを、外寸と有効内寸で確かめる

荷重と段積み

樹脂の箱

  • 積水テクノ成型のOC-50Lは、中身20kgまで・5段まで積める
  • 圧縮荷重で強さを示す会社もある。三甲のSNコンテナーC#50は20.6kN、岐阜プラスチック工業のTP-342は17,740N

メッシュパレット

  • テイモーのボックスパレット810は最大積載質量1,500kg・4段まで
  • サンキンのSC-3は荷重1,500kg、髙井産業のB-1は収容重量1,300kg
  • 扉の開き方(半開・全開)、網目、線径を見て選ぶ
  • テイモーのボックスパレット810は、キャスター付きや溶融亜鉛めっきの仕様にも変えられる

空箱をしまう・⁠⁠⁠返す

  • たたむ:オリコンは、たたむと高さが4分の1ほどになる。三甲のオリコン50B-M(導電)はたたむと77mm
  • 入れ子にする:たたむ手間がなく、ネスティングコンテナの向きを変えて重ねるだけ
  • メッシュパレットもたためる:テイモーのボックスパレット810は、不要時に折りたたんで空箱の返送運賃を節約できる

主なメーカー

  • 樹脂の通い箱:三甲(サンコー)、岐阜プラスチック工業(リスのグループ)、積水テクノ成型、三菱ケミカルインフラテック(ヒシコンテナ)
  • メッシュパレット:テイモー、サンキン、髙井産業
  • アルミコンテナ:フジコーワ工業

段ボールとの違い

  • 何度も使えるので、段ボールのごみと買い直しが減る
  • 樹脂の箱は紙粉やさびが出ず、洗える(三菱ケミカルインフラテック)
  • 行き先から空箱を返してもらう段取りを、先に取引先と決めておく

値段の見方

このページの12製品のうち8製品は、通販かメーカー公式に値段が出ています(いずれも税込)。

  • 箱型:岐阜プラスチック工業のTP-342が4,178円(通販)
  • 折りたたみ:三甲のオリコン50Bが13,178円、積水テクノ成型のOC-50L(フタ付き)が15,378円(通販)
  • 導電性:岐阜プラスチック工業のCB-S51A導電が15,378円、三甲のオリコン50B-M(導電)が19,778円(通販)
  • メッシュパレット:テイモーのボックスパレット810とサンキンのSC-3が40,678円(通販)
  • アルミ:フジコーワ工業の4-FCが本体価格92,400円(メーカー公式)

同じ種類・同じ大きさで値段の出ている製品が3つそろわないので、比較表では安め・高めの判定をせず、値段だけを出しています。数をまとめるときや、社名の印刷・色の指定を入れるときは見積もりを取ります。

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