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GUIDE / KANSHIN-BREAKER

感震ブレーカーとは・選び方|種類・後付け・価格の違い

店舗・事務所と集合住宅・木造密集地域への導入担当者向けに、感震ブレーカーの種類、後付けの条件、作動震度、遮断時間、価格、停電対策をメーカーと公的機関の資料で整理します。

2026年10月28日更新

この記事の答え

感震ブレーカーは、地震の揺れを感知して電気を自動で止める装置です。「主幹を落とすか、熱源機器だけを止めるか⁠」を先に決め、既存盤の品番・配電方式・取付場所を調べます。停電中の明かりや、止められない機器への対策も一緒に計画します。

感震ブレーカーとは

人が主幹を操作できないときも、揺れを感知して電気を遮断する装置です。不在時の出火や、停電から復旧した際の通電火災に備えます。普通の漏電ブレーカーに感震機能があるとは限りません。

比較ページは、店舗・事務所と、集合住宅の住戸設備・木造密集地域への導入を扱います。パナソニックは、住宅用分電盤を施設する店舗・事務所も対象に含むと説明しています。住宅用の機器を三相の動力回路や共用幹線へ流用するものではありません。

種類と遮断範囲

  • 内蔵型は、感震機能とブレーカが一体です。対象の主幹を取り替える工事を行います
  • 後付け型は、既存盤の中や外に感震装置を追加して、主幹漏電ブレーカを作動させます
  • コンセントタイプの個別遮断型は、接続した機器だけを止めます。TERADAのRDJ20000Wは、ほかの照明への通電を続けます
  • 簡易タイプは、おもり式・ばね式で既存レバーを動かす型や、コンセントから疑似漏電を流して主幹を落とす型です。電池式もあります

コンセントに挿すだけでも、震太郎やマイ ヤモリは主幹を遮断します。取付場所だけで遮断範囲を判断しません。

後付けできるかを調べる

盤のメーカー・品番・主幹の形式・空き回路を確認します。分電盤タイプの配線工事は電気工事士に依頼します。

  • パナソニックのBQX702は、コンパクトブレーカ搭載の同社製住宅分電盤に、空き1回路分を使って追加します
  • テンパールのES-PTは、対応盤の右端下2回路分を使います。ES-BXは盤外に置き、電源用に1回路を使います
  • ES-PT・ES-BXは、テンパール製の対応する住宅用分電盤専用です。他社の盤へは取り付けできません
  • マイ ヤモリGV-ME1は、独立したアース端子が必要です。接地極だけの3Pコンセントには取り付けできません

集合住宅では、住戸ごとの盤と共用部の設備を分けて調べます。生方製作所は、法人向けページで木造密集地域への導入事例を案内しています。

作動震度と遮断までの時間

  • 河村のKRB-1は、作動震度を5強・6弱、遮断時間を即時・1分・3分から選びます
  • 日東工業のNE53CX-MGUは、震度5強相当で作動し、遮断時間を3分・1分・即時から選べます
  • 震太郎X5029は、地震検知から3分後に遮断します。家屋の急激な傾きでは待たずに遮断します
  • ピオマUGU6-Aは、震度5強相当以上で約3分後に遮断し、遮断後も約10分間ライトが点灯します

装置は取り付けた場所の揺れを検知するため、気象庁の発表震度と動作が一致するとは限りません。ドアや機械の振動がある場所も事前に確認します。

値段と設置費用・後付け費用

  • BQX702の希望小売価格は、25,400円です
  • ES-PTの標準価格は26,800円、ES-BXは34,300円です
  • NE53CX-MGUの3P・50A仕様の標準価格は、34,500円です

いずれも税抜の機器本体価格です。後付け装置と主幹一体形は構成が違い、工事費は別です。既存盤の品番や写真、空き回路を伝えて見積もりを取ります。

補助金は対象者と機器が制度ごとに違います。東京都は住宅の新築・リフォームを行う住宅事業者向けに、内蔵型の購入費補助を案内しています。店舗や管理会社が一律に対象になるわけではありません。

停電・復旧・交換への備え

  • 主幹を落とすと照明も消えるため、停電中に使える明かりを備えます。生命に関わる機器には電池などの対策を用意します
  • 蓄電池から別経路で通電する仕様もあるため、主幹だけで全電源が止まると判断しません
  • 電気を戻す前に、機器・配線の破損や電熱器具の周りの可燃物を確認します
  • ピオマUGU6-Aの電池寿命は約10年です。電池だけを交換して使い続けることはできません

定期的な動作確認と交換は、各製品の取扱説明書に沿って行います。

出典は経済産業省・内閣府「感震ブレーカー等の選び方」、消防庁、比較ページに掲げたメーカー公式資料と東京都の制度案内です。確認日は2026年10月28日です。

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