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GUIDE / ALARM-DEVICE

警報機とは?工場・施設で使う警報器の種類・音圧・入力方式と選び方

設備異常を音や光で知らせる警報機の選び方を、メーカーの公式資料で整理。光・音一体型、電子音型、音声型、多入力型の違い、音圧の測定条件、接点・NPN入力、屋外の保護等級、公開価格をまとめました。

2026年10月28日更新

この記事の答え

警報機は、設備の異常や危険を音や光で周囲に知らせる機器です。工場・施設では、光も使うか、異常の内容を音声で伝えるか、複数の警報を記憶して流すかを先に決めます。そのうえで、電源・入力方式・音圧の測定条件・保護等級を設備に合わせます。

警報機とは

工場の装置や施設の監視設備から信号を受け、電子音・音声・回転灯などで周囲に異常を知らせます。警報器・報知器とも呼びます。音を聞かせるだけで足りる場所と、光で異常の場所も示したい場所では、選ぶ型が違います。

警報機の比較ページでは、汎用の報知器を型式ごとに並べています。煙やガスを測る検知器、消防用の非常放送設備、家庭用だけの警報器、基板だけの製品は別です。

報知方式の違い

  • 光・音一体型は、回転灯や積層信号灯と音を同じ場所から出します。パトライトのLKEH-302FA-RYGは積層LEDと電子音、日惠製作所のニコボイスはLED回転表示と音声を組み合わせます
  • 電子音型は、内蔵した音を入力信号で鳴らし分けます。パトライトのBK-24A-Jは32音を内蔵し、制御盤へ埋め込んで使います
  • 音声型は、登録した言葉を再生します。シュナイダーエレクトリックのXVSV7BBNは、音声を編集してSDカードで転送できます
  • 多入力型は、複数の設備信号をまとめて受けます。三共電子のiMAX-F2は警報を記憶して繰り返す専用モードを持ち、外部スピーカーにつないで使います

音圧は測定距離と音源まで比べる

音圧の数字は、距離と鳴らす音によって変わります。定格の大きい製品でも、取り付け方や周囲の騒音で聞こえ方が変わります。シュナイダーの取扱説明書も、録音内容・電圧変動・取り付け状態で音圧が低くなる場合があると説明しています。

  • LKEHの音圧は、最大105dBを1mで示しています
  • ニコボイスの音圧は、最大105dBを1m・1kHzで示しています
  • XVSV7BBNの音圧は、最大89dBで、測定は1m・1kHz正弦波です
  • MH-8の仕様書は、機器正面の1mで①音を鳴らしたとき、85dB以上と示しています

外部スピーカー式のiMAX-F2は5Wアンプを備えますが、WとdBをそのまま比べられません。つなぐスピーカーと設置場所を決めて、警報を聞く位置で確認します。

電源と入力方式を合わせる

  • 電源は型式まで確認します。ニコボイスのVL12V-D24ARはDC24V、BK-24A-JはDC12〜24Vです。同じシリーズにも電圧の違う型があります
  • 無電圧接点で鳴らすMH-8は、2系統の起動入力をa接点・b接点に切り替えられます
  • NPN仕様のXVSV7BBNは、設備側のトランジスタ出力との接続条件を取扱説明書で照合します。PNP仕様と取り違えないよう型式を確認します
  • ビット入力数とバイナリで選べる音の数は別です。XVSV7BBNはビット6ch・バイナリ63ch、iMAX-F2は接点8ch・バイナリ最大255chです

屋外では保護等級と取り付け条件を見る

  • LKEHの保護等級は、正方向取付時にIP53です
  • BKの保護等級は、正方向のパネル取付時にIP54です
  • XVSVの保護等級は、埋込時にIP65、露出時にIP20です。IP65を維持するため、防滴パッキンは1年ごとの交換を取扱説明書が案内しています
  • ニコボイスの標準の保護等級はIP23です。別売のマウントラバーを使うとIP44になりますが、壁面ブラケットとは併用できません

MH-8は、仕様書の設置場所が屋内、製品ページの説明では直接雨のかからない半屋外にも設置できる表記です。保護等級の数値は確認できないため、雨の当たる屋外用として選びません。

音声変更と夜間の減音

  • XVSV7BBNの音声は、Playlist Builderで編集し、SDカードで本体へ転送します
  • ニコボイスは、MP3音源をメモリーカードで書き換えます。外部信号によって設定音量から約20dB減音できます
  • BK-24A-Jは、内蔵音の組み合わせをSDカードで変えます。新しい音声データの追加はできません
  • iMAX-F2は、WAVEファイルとCFカードを使います。警報音と音声を組み合わせる内容を専用ソフトで登録します

価格と見積もりで確認すること

  • 日惠製作所のVL12V-D24ARは、赤色・DC24V仕様で52,000円の税別定価です
  • 同社のVK12V-D24ARは、赤色・DC24V仕様で56,000円の税別定価です
  • 竹中エンジニアリングのMH-8は、公式ページに20,000円とありますが、税区分の記載はありません

公開価格の税条件が違うため、価格の高低判定は付けていません。見積もりでは、機器本体に加えて配線、取り付け、電源、ブラケット、音声データの作成、外部スピーカーをどこまで含むかをそろえます。

出典は、パトライトのLKEH・BK、日惠製作所のニコボイス、シュナイダーのXVSA・XVSV取扱説明書、竹中エンジニアリングのMH-⁠8、三共電子のiMAX-F2仕様書です。確認日は2026-10-28です。

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